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愛と孤独とロックンロール

邦楽ロックを自分勝手に愛するブログ

ロックンロールは鳴りやまない

GOOD ON THE REELはオーケストラのように奥行がある〜have a good night vol.50@日比谷野外音楽堂〜

あだ名とかなら言えるバンドはそこそこあるけど、バンドメンバー全員の名前、それもフルネームを言えるバンドは少ない。

 

わたしは3つ、そんなバンドがある。

 

日本語の、言葉の素晴らしさを教えてくれたMr.Children

 

邦楽ロックにどっぷりハマったキッカケであるBUMP OF CHICKEN

 

そして今日のテーマである、GOOD ON THE REEL。

 

 

GOTRは去年からハマったので古参ではないのだが、しかし全てのアルバムはiPodにしっかり入っているし、ライブ参戦の回数は上記3つのバンドの中で最も多い。

 

GOTRのライブは5回目、

ただアルバムのツアーでもフェスでもないワンマイライブは実は初めて。

 

 

いつか来てみたいと思っていた日比谷野外音楽堂、通称日比谷野音。大阪にも野音あります。

 

最新シングルを初回限定で買って申し込んだからなのか、席がめっちゃ良かった。

A2-24。ググったら前から2番目のど真ん中。

 

ウキウキしながら会場へ着いたら、最前列はスタッフ通路みたいになっていたので、なんとA2が最前列となっていた。

 

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近いしマジでど真ん中。

 

最前列に当たったことは過去にもあるが、こんなど真ん中は初めてだ。

 

 

そして件の最新シングル、『雨天決行』からライブがスタートした。

 

とりあえずセットリストを記載しておく。

 

1.雨天決行

2.ユリイカ

3.それは彼女の部屋で2人

4.2月のセプテンバー

5.花

6.エターナル・サンシャイン

7.夕映

8.夏の大三角

9.つぼみ

10.24時間

11.rain beat

12.ゴースト

13.シャボン玉

14.REM

15.サーチライト

16.ホワイトライン

17.素晴らしき今日の始まり

18.シャワー

アンコール

19.砂漠(新曲)

20.うまくは言えないけれど

21.ハッピーエンド

ダブルアンコール

22.Mr.week

 

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 ほんとにかっこいい、『雨天決行』。

途中の手拍子を完璧にできないのが辛い。リズム感悪いんだよわたし。

 

連れ出してあげる、という歌詞に本気で連れ出してくれ、と思う。

 

そして『ユリイカ』、それは『彼女の部屋で2人』と、会場を盛り上げるナンバー。

 

あたたまったところで、千野さんの伸びやかなボーカルが活きるナンバーへ。

 

『2月のセプテンバー』は、わたしがGOTRにハマった曲だ。

もうその切なさは凄まじくて、公平さんのギターのメロがとても好き。AメロとBメロの間の、チャチャチャチャチャチャチャーン♫の、あのメロがたまらなく切ない。

 

そのあとに『花』って、もう殺しにかかってるのかと。これもとにかく切ない。

GOTRの恋愛ナンバーはとにかく切ない。

 

 

そこから『エターナルサンシャイン』で少し光を差し込ませてくれる。うまいセトリだなあ。

 

ていうか、今まで間近で見れたGOTRは実は今年のロッキンのステージくらいで、それもベースのうさぴょん寄りだったから今まで気付かなかったけど、

 

 

公平さんギターくそうまいな。

 

『エターナルサンシャイン』の肝でもある、本当に輝いているかのようなメロ。

あれ公平さんのギターだったのか。

 

 

少しブレイクして、なんと次はアコースティックでらってくれるらしい。

 

以前参戦した柏paloozaでの、ペトリが呼んでるツアーで鳥肌ものだった『限りなく透明な』以来のアコースティック!

 

ちなみに柏paloozaのライブレポもあります。

http://musiq.hatenadiary.jp/entry/2016/03/08/165030

 

いやね、これがね、

素晴らしかったのよ。

 

 

たまたま前日に「最初なんも思わんかったけど何回か聴いたらいい曲すぎてヤバい」となっていた『夏の大三角』ですよ。

 

一人で歩けていますか?

 

その問いかけがとても重たく感じる年頃です。

一人で歩けてるのかな。わたしは、いま。

 

そしてわたしギターの伊丸岡さんがとてもとても大好きなんですが、伊丸岡さんのコーラスがしっかり聴けてとてつもなくハッピーです。

 

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今日のライブのではないけど、伊丸岡さん。

はじめてGOTRのライブを見る友達に「下北サブカル系」って伝えたら初見で納得してた。

  

夜のライブで聴けて良かった。

 

 

そして名曲『つぼみ』。

この曲ほど千野さんの声が沁みる曲はない。

アカペラで入るAメロがたまらない。

 

で、アコースティック最後の曲は『24時間』。

数あるGOTRの楽曲の中でも個人的に大好きなこの曲を聴ける日が来るなんて…。

 

あなたの匂いが残るベッドで

24時間 悲しみを抱いて眠った

 

わたしは今年で27歳なので、こんな想いを抱く夜は果たしてこれから来るのか、謎なんですけど。

傷つくのが嫌で、気持ちの浮き沈みが嫌で、敬遠気味の恋愛を、したくなりました、久々に。

 

 

アイスクリームを食べる その唇が好き

分けてくれなくていいから その唇を頂戴

 

こういう日常にありふれたワンシーン、

でも、案外言葉や音楽にはないんですよね。

 

GOTRの恋愛ナンバーが

とてつもなく切なくて胸が痛くなるほど素晴らしいのは、リアリティーにあると思う。

 

他の曲を聴いていても

赤いカーディガンとか、蝶々のピアスとか、明らかに特定の誰かだろ、みたいな描写を見かける。

 

その生々しさが、とにかく胸をつく。

 

 

アコースティックが終わって、程よくまったりな会場。

 

うさぴょんの「起立!」の声でオールスタンディングに早変わり。

 

そして大好きな曲、『rainbeat』。

体を動かさずには居られないポップで飽きのこない少し癖のあるメロディーに、心から音楽を愛していて、そして音楽に愛されているんだなあ、と思える千野さんの楽しそうなボーカルがとても綺麗に重なる曲。

 

そして『ゴースト』、『シャボン玉』。

 

この『シャボン玉』が神演出。

 

入り口で色々渡されるんですが、パンフとか。そこに今回はシャボン玉が入っていて。

 

ここぞとばかりに鞄から取り出したら、目の前の機械から大量のシャボン玉が…

 

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お分りいただけるだろうか。

 

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20年ぶりくらいにシャボン玉飛ばしたけど、全然うまくできなかったし風強くて前からめっちゃシャボン玉飛んでくるし、それどころじゃなかったわ。

 

とにかくこの景色が幻想的すぎて

ちゃっかり写真撮ってた同行者に感謝。

 毎度のことながら、MCから曲への繋ぎがとてもうまいです。

 

MCといえば。

 

MCでいじられまくりのリーダー、マコトさん。今回もしっかり校長先生でした。

 

野外音楽堂が大正時代からあって、最後の改修が何年で〜、とWikipedia情報を共有してくれる。

 

そしてお兄さんと同い年ということで、お兄さんに向けたメッセージと共に曲へ移行。

文句なしのロックチューン、『REM』。

 

くっそかっこぇぇぇええええ。

いやほんとね、ギター2人ってやっぱサウンドがしっかりしててめっちゃいい。

 

 そこから『サーチライト』『素晴らしき今日の始まり』と、お決まりのGOTRらしい、命、生きること、その素晴らしさを力強く教えてくれる曲。

 

そして幕引きの曲、『シャワー』。

 

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赤と青のテープがバーーン!

 

しっかりテープをキャッチして、

赤と青をうまくまわしてまわしてまわしてきました。

 

千野さんの足踏みしながら歌う姿が可愛すぎて、マジでどうしてやろうかと思った。

 

幕引き後、アンコール一発目はまさかの新曲、『砂漠』。

 

雨天決行に続くアップテンポのナンバーでした。新作をたくさん作ってるということで、楽しみだなあ。

 

そして久々のお披露目『うまくは言えないけれど』。これも聴きたいと思っていて、しかもわりと最近のヘビロテだったのでびっくり。

 

 

うまくいかないことばかり

うまく言えないことばかり

 

日常の、すこし疲れるモヤモヤを

優しく穏やかに包んでくれる。

 

 

そして予想通り、アンコールのラストを飾るのは『ハッピーエンド』

 

この曲は後世に残したいと思えるほど素晴らしい。

 

どうなるかは分からないけど

わたしはまだ歩いてみるわ

だって そうでもしないと

どうなるかは分からないじゃない

 

わたしたちはいつでも

ハッピーエンドを待ってるの

愛する人を失くしても

夢は幻と気付いても

終わることなんてできないの

だって いつだって

ハッピーエンドを待ってるの

 

 

素晴らしすぎた。

 

 

最前列の目の前。

千野さんの表情も見逃さないこの距離で、わたしは何度目をつむって、音を、 声を聴いただろう。

 

 

5人組バンド、ギターは2人でボーカルは歌うのみ。わりと珍しいこのバンド編成は、とにかく奥行きのあるサウンドが魅力。

 

安定した重厚なサウンドの上に

ヒラヒラと歌い回るボーカル、千野さん。

 

それは本当にミュージカルのような、オーケストラのような、そんな世界観。

 

 

最後の最後は、Mr.week。

これもGOTRらしいかな。

 

毎日を、1日1日を、

かけがえのない日々を。

 

日が落ちて暗くなった公園に

ブルーを主としたライティング。

舞うシャボン玉。

 

それはそれは幻想的だった。

 

 

同行者に聞くと、

 

知らない曲でも知ってる曲と同じくらい楽しかった。こんなライブ久々や!と楽しんでくれたようで安心。

 

カラオケで歌いたくても世界観変わってしまうから歌われへんわ、とまで言ってくれた。

 

そう、千野さんの、すこし高めの、伸びやかで、でも力強さもある不思議な声と、オーケストラのような奥行きのあるサウンドは

 

他の人では絶対表現できない。

唯一無二という言葉がぴったりのバンド。

 

 

GOOD ON  THE REEL、しばらく参戦できるライブがなくて辛い。

この幻想世界には何度行っても飽き足りない。

 

新作を、心待ちに。