BEST OF 炎上商法 - ナードマグネットのバランス感覚はクセになる。
なぜか今更ナードマグネットにハマりそう。
そもそも2006年に結成されて、なんやかんやあり2012年から今の体制って割と地道に頑張ってるやんけ。
ナードマグネットを知るに至ったのは読める音楽マガジンbasement-timesなんだけど
タイトルがクソ卑怯だったんだよ、正直バンド知らなくても読むよ。
ナードマグネットが紹介されてた記事はこちらです。
は?
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この辺で寝てました pic.twitter.com/pSvAwrwQGC
— すだ(ナードマグネット) (@pickon103) 2016年4月11日
テキサス・シンデレラTシャツ着てるのが絶妙に恥ずかしい pic.twitter.com/RLGU8ipNDI
— すだ(ナードマグネット) (@pickon103) 2016年4月12日
マジだった。
てかbasementもURLが「suda-burn」って。
全盛期のイエモンかよ。
いやまあそんで興味本位で聴くやん?
めっちゃ良かってん。
一瞬「空想委員会の人や」って思ったけど違った。
いい意味でその辺に居そうな人たちだ。
本当にその辺に居るんだろうけど。
歌ってる内容的にはサイダーガールとかBentham的な爽やか甘酸っぱい系と、
例に挙げられるバンドがパッと浮かばないんだけどよくある言い回しをブンッと振り回すと「日常のワンシーンを切り取った」ような感じをミックスしたイメージですね。sumikaのポップさとplentyのまったりさがフュージョンしたというか。
曲はね、これが面白くて
私技術的な視点から見た音楽は詳しくないんですが
懐かしいけど古くないんですよね。新しい懐メロっていうクソ矛盾した説明しかできないですが伝わるはず。
流行りの4つ打ちダンスビートでもなく、
Mrs.GreenApple的な芽がチカチカするようなポップでもなく、
ブルエンとかマイヘア的なアツさともまた違う。
何がいいってね、言葉の耳ざわりと安定感かな。
日本語の歌詞に時々シンプルな英語が入り込んで、英語を初めてきちんと勉強した頃のちょっとした童心が蘇って、その年頃って思春期に片足突っ込んでるときなので、それだけでちょっと心が逸るわけさ。
安定感っていうのは曲の方。
同じフレーズを何度も繰り返す感じとか、いい意味で期待通りに音が進んでくれる。
それが古臭いと感じないのは何が理由なんだろうなー。
90年代とかの曲聞いたら何か懐かしく感じるやん?
昭和歌謡とかもうそのカテゴリー完成してもうてる系やん?
ナードマグネットは心理的には懐かしさがあるんだけど
あくまでもきちんと近年の音楽なわけですよ。
この絶妙なバランス感って他のバンドには無いと思うんだよね。
欠点を挙げるとしたら「全力でパッとしない」ところかな。
ビジュアルしかり、曲しかり。
クリープハイプみたいな生々しさがあるわけでもないし、
キュウソとかヤバTみたいなコミックバンドでもない。
岡崎体育とか水カンみたいなぶっ飛んでるけどカッコイイとも違うし、
パスピエトとかamazarashiみたいな確立された世界観があるとも違うし、
フレデリックみたいには踊らなさそう。
この記事なんのバンドのこと書いてんのか分からなくなるな。
2014~2016の主要なブレイクバンド結構出し切った感。
ナードマグネットの話でしたね。
まあそんな感じで突き抜けた感はないけど
バランス感覚の非常に良いバンドだと思います。
「いとしのエレノア」なんてまじでいい感じ。