愛と孤独とロックンロール

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【SYNCHRONICITY 19】シンクロニシティ、音楽のバラエティー詰め合わせイベント

▼SYNCHRONICITY(シンクロニシティ)行って来た

久々のライブに血が滾るぜ・・・なんてことはなく、前日の眠気を引きずったままたどり着いたは渋谷のラブホ街。ここにはラブホとコンビニと、そしてなぜかライブハウスが密集している。

ライブハウスはTSUTAYAO-EAST、WEST、CREST、NEST、EAST2ndSTAGEなどなど。あとDUO MUSIC EXCHANGEにasiaに、とにかくすごい密集具合。そんなわけでサーキットイベントがよく開かれている。

音楽の趣味が変わるまで存在すら知らなかったSYNCHRONICITYというイベントに行ってきたので、そのレポを簡単にざっくり愛情ぶちまけていきます。イベントの概要はめんどいからリンクから飛んで。

 

▼SIRUPのバースデーライブ、アレンジの鬼

・入場制限えぐすぎワロタ

14時のSIRUPから参戦しようと思い、おそらく入場制限になるだろうと13時に行ったらすでに人がやばい。ドリンク交換は諦め、ジリジリ前に詰めてはいたが、どうやら13時半過ぎにはもう入れない状態だったらしい。途中から来た友人は制限をくらったのでしばらくぼっちフェストなる。

 

・アレンジがかっこよすぎるレベル高すぎる

この日が誕生日というSIRUP、安定して「synapse」からスタートなのだが、もうアレンジがえぐすぎてかっこよすぎて言葉にできない小田和正状態よこちとら。

キーボード、ギター、リズム隊(電子音系)の編成なのだけど、今回は結構キーボードアレンジがすごかった。SIRUPの歌唱力がめちゃくちゃ映える。

 

SIRUP

SIRUP

SIRUPはライブの演出がめっちゃうまいと思っていて、最初に「synapse」とか「maybe」で盛り上げて、途中「LOOP」とか「Rain」で聴かせる。最後に「Do Well」でドーン!!って感じなんやけど、すでに何回もライブ行ってるのに、毎回飽きないし毎回レベル上がってる!って感じるのです。

アレンジを毎回変えて、

  • 聴く人が飽きない
  • 初めて聴いた人も楽しめる

そんなライブを作ってるんですね。まじヤバみの極みだよ。
今回はギターがshin sakiuraだったので、コラボ楽曲の「Cruisin'」も聴けました。

 

youtu.be

 

▼LUCKY TAPESの幸せ時間

SIRUPのあとしばらくは同じ会場のTT(TimeTable)だったので、お酒持って気持ちよく聴きたいLUCKY TAPESのスタンバイ。相変わらずボーカルの高橋さん顔ちっせぇ。遠近法バグりますがね。

・バックバンドのレベルの高さとマルチなメンバー

LUCKY TAPESは3人組なんですが、コーラスのお姉さんとバックバンドにサックスやトランペットのお兄さんがいました。これがすごく良かった・・・。振り付けしてたり、ソロの見せ場もちゃんとある。

ジャンル的にはティーポップ系なのですが、ジャズ感も強くてめちゃくちゃノれます。そもそもメンバーがDJしてたりもするので、楽曲の幅が広いというか。

LUCKY TAPES

LUCKY TAPES

この心地よいメロディアスな曲を難なくこなすメンバーすごい。
一応おすすめ貼りますが、バンドだけでなくDJも良いのでもしイベントあれば行ってみてください。結構ね、海外でもライブやったりしてます。

 

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▼Tempalayは中毒者続出

LUCKY TAPESの次は、多分今の邦楽ロックの中で1番尖ったオルタナティブバンドTempalay。最初は「なんやこれ」ってなる曲なんですが、聴いていくといつの間にか沼にハマっちゃうようなバンドです。

Tempalayを見るのは1年ぶり!ふぅー!って感じで、アラサー女子がぼっちで酒持ってステージみてたんですけど、周り若い子だらけでちょっと辛かった。

・掴めない空気感がたまらない

リズムもメロも突然変わるし、ボーカルの声もどんどん変調していくし、とにかくペースがつかめない。それがまたウキウキなんですけどね。

Tempalay

Tempalay

いつの間にか正式メンバーになってたAAAMYYYの声が可愛すぎる
このベースのお兄さん、ケンシローだったかな?真顔不動でベース弾いたりして面白いんやけど、こんな独特な楽曲のリズム隊するなんて凄すぎると思います。

この後別のステージにも出てたよ。

・ガム噛みながら聴くような音楽だからさ

とはいえ曲調が独特なので、楽器メインのパートにくると世界観がより謎になり、人混みの中で立ちっぱなしのBBAにはちょっと辛い時間が多かった。

ライブの時に「楽しみ方は自由」とか「盛り上がっていこうぜー!」みたいなのってあるあるだと思うんだけど、Tempalayは「俺らの音楽はガム噛みながら聴くような音楽だからさ」って言ってた。なるほど的を射すぎているたとえ。
自分たちの音楽をよく理解してる=ラッピングがうまい と思いました。


曲は本当にくせになるのでぜひ聴いてね。
個人的には「革命前夜」って曲が1番万人受けかな。でも好きだから「Doooshiyoooo!」貼っとく。

 

youtu.be

 

▼お目当!TENDRE!初めまして!

ちょうどイベント前日にリコメンド記事を書いていたTENDRE

musiq.hatenadiary.jp


念願のステージでございます!
ちなみにこの前に「ichikoro」っていうゲスの極み乙女のメンバーが3人もいる大人なバンドもチラ見したよ。

・音源そのまま、超落ち着くボーカル

普通に喋ってる声もめっちゃ良いのよ、TENDREさん。
低いけど優しい大人な声。歌ってもそうなんです。聴き心地最高よ。

TENDRE

TENDRE

遠いって?疲れてんだよ。
そういややっとここで友達と合流しました。それまでずっとぼっち。


ここまでのステージ全部入場規制になっていて、会場から出ていなかったので合流不可でした。他の会場も規制すごかったみたいで、このイベントの人気の高さがよく分かる。

・生でも最高のグルーヴ感

TENDREはマルチプレイヤーなのでギターやらベースやらできるんですが、今回はキーボード。サポートメンバーのAAAMYYYのコーラスも相まって本当に最高でした。

大人の最高のチル音楽って感じ。TENDREは1歳しか歳違わんけど。

結構音源まんまなので、初心者の私には嬉しいステージでした。
hanashi」が最高だったな。音源よりも距離が近い(物理的もそうだから当たり前なんだけど)。オーディエンスとステージが会話しているような空間でした。

 

youtu.be

次は機会があれば野外で聴いてみたい・・・!

 

▼SYNCHRONICITYざっくりまとめ

ちなみに私はまだEmeraldとかDATS、TENDOUJIも見る気だったんですけど、体力の限界ゆえにTENDREで帰りました。渋谷で餃子しばいて帰ったわ。

とにかく人が凄すぎて、近隣からクレームも多かったはず。
規制ばかりで外に溢れている人が多かったのよ。

ここまで人気なのも頷ける。
チル、オルタナ、ロック、R&Bとにかくいろんなジャンルのアーティストが一堂に介していて、尚且つブレイクしてるかネクストブレイクばかり。大御所も普通にいるし。

それなのにチケット安いんですよ。
ちなみに私は2日目のみの参加でしたが、1日目もバラエティ豊かすぎた。でも見たいのが被りまくってたから諦めた。人を分散しなきゃだからTTの組み方うまいんだけど、客側からしたら「なんで!そこが!かぶる!くそ!」って感じでした。

このイベント、来年度の開催も決定してまして、大阪でもやるらしいですよ。
チケット高額になって遠いイベントになる前に、ぜひ参加して欲しいです。

まじ楽しいしコスパ最強だから。