愛と孤独とロックンロール

音楽カルチャーを自分勝手に愛するブログ

WONK × TENDRE at 東京キネマ倶楽部「ヨカノスゴシカタ」

2020年になってもう桜が咲きそうなんだけどみんな息してる?2020年の目標が「音楽ブログ、せめてライブ記録だけでも書く!」だったのに(表向きには「健康」って言ってる)、びっくりするくらい更新頻度が上がらないこのブログ。ウケる。

 

ファッキンコロナって感じでね、行きたいイベント、行く予定だったイベントがことごとく消え去っていき、暇になったのにライブに行けないフラストレーションでブログどころじゃなかったんだわ。

 

本格的なフェスシーズンが始まる前になんとか書くか、ということで、2020年1発目目のライブレポを今更書くよ!

 

WONK × TENDRE at 東京キネマ倶楽部「ヨカノスゴシカタ」

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東京キネマ倶楽部

2020年1月30日、仕事もそこそこに、東京生活5年目にして初めて降り立ったのは「鶯谷」。この日のイベントは、ディープな街のディープな会場「東京キネマ倶楽部」で行われる。その名もWONK × TENDRE at 東京キネマ倶楽部「ヨカノスゴシカタ」

 

WONKかっこよすぎてついていけない

日本人置いてけぼりバンドことWONKは、バンドメンバーが全員バカみたいなプロ集団で、歌詞は英語、リズムやメロはバッチバチにかっこいいjazzy。ぼーっとしてるとリズムに乗れないレベルでめちゃくちゃおしゃれな音楽やってる。置いてないで、ってなるレベル。

 

ちょくちょくいろんなイベントで見てるんだけど、毎回まじで圧倒されるんだよね。ゆったりなセトリもいいけど、個人的にはボーカルの長塚さんが色気を爆発させるアップテンポのセトリのが好き。この日はどちらも混ぜられたバランス最高の甘辛MIXって感じでした。

 

個人的にライブで1番好きなのは「Gather Round」だ。

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いやいやいやいや日本人離れしすぎほんと

かっこよすぎ難しすぎ酒進みすぎて飲みすぎちゃうやつ。

 

WONKは長塚さんの日本人離れしたセンスのボーカルが目立つんだけど、他のメンバーも頭おかしい( 褒めてる)んだよな。

 

ちなみにWONKは「ステージにめっちゃ人いるな」って思われがちですが、メンバーは4人です。いつもめっちゃステージ沸かすサックスの人(MERLAWの人だと思うんだけど)が正規メンバーじゃないのほんと草。

 

キーボードの江崎さんは、King Gnu の常田大輝率いる「millennium parade」にも参画しているんですが、キーボードってそんな表現できんの?ってドキドキさせられちゃうし、ベースの井上さんとドラムの荒田さんがしっかり締めるから、あんなjazzyな曲がきちんと成り立つんだと思う。自由にやってるようで散らからないから上品。

 

Gather Round、Loyal Man's Logic、Sweeter,More Biterあたりは押さえておいて損はない。Spotifyとかのサブスクにあるから聴いて。

 

登場が銀幕からでほんとかっこよすぎて死ぬかと思った。

いいハコだなぁ東京キネマ倶楽部

 

TENDRE愛されすぎバックバンド豪華すぎ

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TENDRE

 

誰がTENDREでしょう!正解はセンターで歯痛ポーズしてるお兄さんだよ!

 

普段からおしゃれなTENDREさんやけども、この日かカチッと決めててまじかっこよかったけど相変わらずMC結構ポンコツで尊かった…。

 

TENDREといえばね、バックバンドが豪華すぎる(私はTENDREバンドと呼んでいる)から、まずそこから話していい?私は「TENDREを観に行く!」というより、「TENDREバンドを観に行く!」という気持ちが大きいのだ。そのレベルよ。

 

サックス:小西遼

CRCK/LCKSのリーダーでもある小西さんは、サックスもやべぇ(バークリー音楽院奨学金を得て留学、首席で卒業)んだけど、もうね、コーラスがヤベェの。

Night & Day とかマジで最&高。あと1曲、イントロで数字カウントする曲があるんだけど、それがマジでプロすぎて鳥肌立つ。リズム感、低音、裏声、やばい。

 

ベース:高木祥太

Chara姐様のバックでもベース弾いてるお兄さん、実はBREIMENというバンドのメンバーでもあります。TENDREの楽曲っていわゆるチルくて耳心地最高な感じなんだけど、高木さんのベースって割とガッツリ力強くて、それがなんか良いパンチなんだよ…

 

コーラス、シンセ:AAAMYYY

昨今のサブカル語りたきゃとりあえずAAAMYYY好きって言っときゃ問題ねぇよ、って感じのサブカルお姉様。やばいマジでやばい。生まれ変わるならAAAMYYYの声になりたいってくらいすんごい透き通った可愛い声がめっちゃコーラスに映える。所属してるTempalayってバンドでもそうなんだけど、曲によってはゴリゴリにラップするからそこもすこ。

 

ドラム:松浦大樹

完全にサブカル女子が大好きな顔面をしてる。けど問題はそこじゃない。私が大好きなシティーポップバンドLUCKEY TAPES でもサポートをし、She Her Her Hersというバンドの正式メンバーでもある。松浦さんのドラムを観て初めて「ドラムってポップなんだ」と思えた。軽くて、でもきちんとビートは刻んでて。

 

こんなプロ集団を率いちゃうTENDREの愛され度合い、ほんとすごい

曲もねぇ、とっつきやすいのよ。声は割と低音で、あまり音域が行ったり来たりしないから、とにかく心地よくてすごく耳障りが良い。

 

一時期LINE MUSICにも設定していた「DOCUMENT」が私の推しだ。

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この日のライブではAAAMYYYのソロ曲でTENDREとコラボしている「KAMERA」も披露されたんだけど、これがまた最高なのでこれも置いとくね。

 

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「ヨカノスゴシカタ」には贅沢すぎるツーマン

jazzyでガッチガチのプロ集団WONKと、とっつきやすさの中に職人技が光るTENDREのツーマンは、ライブの名前になっている「ヨカノスゴシカタ」にはいささか豪華すぎる。ただバランスが最高。このツーマンは定期的にしてほしい。

あとマジでジャズっぽい曲が好きな人はこの組み合わせはたまらんよ。サックスの色気にぶち殺される。

 

ちなみにここ東京キネマ倶楽部エゴラッピン様もライブしたりするらしい。最高かよ。ここの雰囲気を味わうだけでも価値はある。

 

ちなみに鶯谷には「鶯谷」という焼肉屋があって、ここがめっちゃ美味しいらしいので、是非とも次の機会にはリベンジしたいものだ。

 

日本の音楽シーンでここまでプロ中のプロが集うイベントはなかなかないんじゃないの?というレベルの最高なライブで2020年のライブ初めを納めました。

 

ちょこちょこイベントには行ってるのだけど、なかなかライブは行けてないのが悲しいところ。オススメのバンドはありすぎて書くこと考えたら吐きそうだから書けない。需要あったらそのうち書くよ。行けたら行くよ、くらいのテンションだけど。