愛と孤独とロックンロール

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GOOD ON THE REEL 「ペトリコール 雨天決行」初日 柏PALOOZA!

 

ペトリコールは雨上がりの、あの独特な匂いのことを指します。
ギリシャ語だと「石のエッセンス」となるそうですね。
 
東京はどうなのか分からないんですが
田舎のペトリコールが私は大好きで、
本当に香るんですよ、立ち込めるというか。
 
コンクリートや地面を濡らして、
そして空に昇っていく匂い。
 
雨が上がった後の、すべてが洗い流されたような、
あの浄化されたような世界が大好きなわけでございます。
 
というわけで、GOOD ON THE REELツアー初日に行ってきました。
謎に千葉の柏まで。
 
これが素晴らしすぎた。
 
ペトリコール雨天決行ツアー!! 

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2月6日(土) 千葉県 柏PLOOZA
 
セトリはこちら↓
 
BYSTANDER
サーチライト
願わないように
2月のセプテンバー
シャワー
つぼみ
So Late Me
シャボン玉
素晴らしき今日の始まり
REM
さよならポラリス
rainbeat
ペトリコール
Mr.week
~アンコール~
新曲
限りなく透明な
それは彼女の部屋で二人
ハッピーエンド
 
 
ワンマンは初参加でしてん。
 
以前参加しましたJAPAN'S NEXT TURBOに出演していたので、
あ、豊洲pitであったやつです。
予習で曲聴いたらめっちゃ良くてハマってたんですが
ワンマンだと全然違いますな!案外喋るやん!
 
 
でかいパーカーをゆるゆる着ているボーカルの千野君は
BUMPの藤君とかRADの野田さんとはすこーし違うんだけど
まぁなんかとにかく繊細で消えちゃいそうで
だから目が離せないわけなんですが
 
 
ジャパネクで見たときってほんと病的に見えてたんですよ。
MCも無かったしね。
 
そしたら全然違った。
 
 
メインのMCはベースのうさぴょんこと宇佐美君。
髪の毛サラッサラ。
ファイナルまでには持ち直す宣言をしたくらいには
ふにゃふにゃしたMCでした。可愛い・・・。
 
 
ほんでギターの公平君イケメンすぎるし
 

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アンコールで置いてきぼりにされるし
名前呼んでも中々出てけーへんし。
 
 
リーダーことドラム・誠さんの扱いが
ミスチルの田原さん的な感じでウケた。
喋れば拍手起きちゃう的な。
くっそコワモテ。まじ校長先生。
 

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ギターとコーラスのリョータさんこと伊丸岡さん。
このコーラスがバンドにはめっちゃ大きい存在やと思うわけですよ。
千野さんの声とめちゃくちゃ合ってる。
アンコールの弾き語りは癒されたなぁぁぁぁあ。
 

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(ロン毛が伊丸岡氏、右がうさぴょん)

 
 
んでよ。千野さんよ。
もーね、恋したと思ったほんと。
てか久々に恋の感覚を思い出しました。
 

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まず生歌のうまさ半端ない。
音がずれない(これは伊丸岡さんもすごい)し、ビブラートすごい。
歌う姿が、もうね、愛しくて愛しくて。
 
手をね、一生懸命伸ばしてくれるんです。
届けようと伝えようという気持ちがまっすぐ向けられて
その手をつかみたくて、届きそうで。
 
本当に気持ちいいライブなんですわ。
生きてるって感じ。
 
 
アルバムの曲が半分くらい。
『シャワー』はライブのお決まりソング?なのかな。
 
サビの部分では千野さんと観客が一斉に上げている手を回して
その一体感たるや。
 
そういえばボーカルのみのバンドって減りましたよね。
ボーカル&ギターって感じのが多いから、あんな一体感を感じることができたのかも。
 

これ作曲伊丸岡さんなんやけど、もうイントロから持ってかれる。
ギターサウンドとても素敵です。
 
 
『素晴らしき今日の始まり』はジャパネクでも聴いたんだけど
圧巻。まじで圧巻。
東横線ユーザーなので、朝も帰りもついついこの曲が頭の仲を駆け巡ります。
「僕は多摩川につきました」っていう歌詞があるんです。
 
 
 
まぁひとつひとつの曲にレビュー書けるほどGOTRは聴きこめていないので、
アルバム買って大阪かファイナルに参戦できたら改めて書きたいと思います。
 
とりあえず『rainbeat』と『それは彼女の部屋で二人』と『ハッピーエンド』
素敵すぎました吐きそうですほんと素敵すぎて。
 
あぁ『REM』も良かったなぁ。
 
『rainbeat』はアルバム曲のダイジェストで1番耳に残っているんです。
 
鳴らせ 忘れられた世界を
響け 時速30kmの協奏曲
鳴らせ 忘れかけた心を
傘を閉じたあなたにそそぐコンツェルト rainbeat
 
 
協奏曲とかコンツェルトのところでね、千野さんがピアノ弾くみたいに動くんですよ。
可愛くて愛しくて。
 
あぁ優しいなぁって思った。
 
 
『それは彼女の部屋で二人』はもう可愛くて!
 
愛の形は知らないし だからハート形のチョコレートをあげた
 
 
このハート形のチョコレートをあげた♪のところで
手でハートをつくるんですわ。
 
メロディーがすごくポップ。
 
千野さんの繊細だけど安定した優しい声に
ポップやロック要素強めの楽曲がいいバランスなんだよね。
千野さん作曲も素敵だけど聴いてたら涙出ちゃう。
 
 
これも定番な気がするんですけど、
 
生きようって思える曲です。
 
 
寂しさなんて生まれた時から知ってる だから忘れる方法を知らない
苦しみに目を向けるばかりで 愛されていることに気付けない私達は
 
私達はいつでもハッピーエンドを待ってるの
愛する人を失くしても 夢は幻だと気づいても
終わることなんてできないの 
だっていつだって ハッピーエンドを
 
どうなるかはわからないけど 私はまだ歩いてみるわ
だってそうでもしなきゃほら ハッピーエンドはこないでしょ?
 
 
 
きれいごとは好きじゃないんですけど
ハッピーエンドを信じていないと観ていられない映画があるように
ハッピーエンドを信じていないと生きていたくなくなることだってあるわけですね。
 
 
一緒に歌う「ハッピーエンドを待ってるの」という言葉に込められる想いは
まさに言霊となるような気がします。
 
 
こんな感じで
とにかく生きていた2時間でした。
すごく生きていた。
 
普段死んでるように生きてるなって思うくらい。
 
 
また会いに行こう。