愛と孤独とロックンロール

音楽カルチャーを自分勝手に愛するブログ

歌詞と曲と声の三つ星レストラン。Plentyの素晴らしさを語りたい

最近もっぱらplentyを聴いてます。
志摩遼平の言葉を借りると
「まるで映画のような音楽」です。
これ以上にハマる言葉がないと思う。
 

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特出して好きなバンドを挙げるのならば
GOOD ON THE REEL
という私なわけですが、Plentyもここにはいる。
 
ミスチルバンプはその歌詞の素晴らしさに、
GOTRは千野さんの類稀なる歌唱力を表現力と歌詞に、
心を持って行かれているんですけども。
 
Plentyは特徴的な声とその歌詞と、そして曲ですね。
 
昨今巷に蔓延している踊れるロックからはかけ離れています。
バラードでもアップテンポでもなく、
散歩してる時に聴くような、歩く早さの曲。
アンダンテっていうんですかね。
 
声は流行りのキー高めの中性的な声。
ボーカルの江沼さんがまんま中性的。
 

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歌詞はバンプのようなストーリー性のある厨二心にドストライクというわけではなく、
RADWIMPSのようにぶっ飛んだ宇宙規模のラブソングでもなく、
ミスチルのようなシンプルな言葉だからこそ心に刺さるような、それに近いですね。
 
好きな歌詞をつらつら書いていきます。
 
 
「おりこうさん」
ハローハロー おりこうさん
多忙野望 優越感
疲労疲労 連体感
ヘロヘロ この安本丹
 
ハローハロー 頓珍漢
いつしか劣等感
過労過労 閉塞感
ガオーガオー 火を噴くぞ
 
「さよならより、優しいことば」
見知らぬ宇宙のどこかで
うっかり出会えるはずだろう
だから今、忘れておくれよ
この僕を
だから今、目前の朝を喜ぼう
 
それじゃあね
またね
 
「人との距離のはかり方」
言葉にするだけ無駄かもな
でも言葉にしなくちゃダメだよな
誰かに頼まれたわけじゃないけど
信じたいんだよ
似た者同士だろう ねぇ
 
平行と垂直さ
「並ぶ」のもいい
「重なる」もいい
「気にしない」もいい
楽じゃない・・・
 
傷つきたくない僕がいて
傷つけたくない僕がいる
苦い実かじるも君となら
暗いトンネルも君となら
 
「よい朝を、いとしい」
気まぐれを許してよ
今日までも、そして明日からも
よい朝を、いとしい人
よい朝を・・・
 

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この江沼さんタイプすぎてつらい。

 
なんだろうね、いつもの毎日の
(いつもの毎日ってすごく変な言葉だな)
隣にいてくれる歌だと思うんだよね。
 
これは私が26歳という妙齢で
まあそれなりに忙しく働いていて
その割に全然納得のいく結果が出せなくて
好きな人がいるわけでもなくて
結婚の予定もなくて
仕事も疲れてきて
でもやっぱりやりがいがあるときもあって
 
そういう、頭の中がいつもごちゃごちゃしたような
そんな毎日を歩く私より、
少しだけゆっくりのテンポで
 
後ろからニコニコついてきてくれるような感じなの。
とっても優しい。
 
そんな言葉たちを
ギターとベースとドラムの3ピースバンドらしく
余計な音のない、でも飽きのこない
ゆったりとしたメロディーラインに乗せて
江沼さんの中性的な
細くて高めの寂しい声で追いかける。
 
無駄がないことはすごいと思うんですよ。
化粧にしろ調味料にしろ、
使えばもっと良くなるというのも楽しいとは思うのよ。
 
でも素材の美しさや美味しさには
勝てない時もあるじゃない?
 
それなんです。
 
 
田舎から街に出てきて
ホームから改札を抜けるまでも行列で
ぶつからずに人と歩くなんてできなくて
 
そんな窮屈な街で息をしていると
人気の少ない帰り道にイヤホンさして
ポケットに手を突っ込んでフラフラ歩く
そういう思うがままの時間が愛しくなる。
 
plentyがくれるのは、そういう時間。
 

恵比寿リキッドルームで弾けるネクスト達〜JAPAM NEXT通称ジャパネク、全然ネクストじゃない件〜

9月3日(土)、「田舎者のロック好きが一度は訪れたいライブハウスランキング」があったら上位に食い込むであろう恵比寿リキッドルームに行ってきた。

 

チケットはSouid OutだったというJAPAN NEXTというライブのためだ。
その名の通り、ネクストブレイクのアーティスト達の舞台である。

 

ロック好きなら一度は手に取ったことがあるであろうROCKIN'ON JAPANの会社が運営している。
夏にはROCK IN JAPAN FESも行ったし、私もまあまあ貢いでいる。
ちなみにここ出来心で求人に応募してみたことあるけど普通に落ちた。

 

今回のジャパネクは13回目になるらしい。
出演は4アーティスト。

 

あれー?おかしいなー、私が行った時昼からやってたしもっと広いハコだったのに

 

とか思ってたら、私が行ったのは「JAPAN NEXT TURBO」でした。
ターボでしたターボ。

 

確かにクソ豪華だったわ。KEYTALKにCzech No Republic居たもん。
夜の本気ダンス、GOOD ON TEH REELという私の胸を締め付ける面々と
(米田さんがタイプすぎるのと、千野さんが好きすぎるのと、うさぴょんが可愛すぎるのと・・・)
SAKANAMON、め組とかも居ましたな。豊洲pitでやりましたわよ。

 

あんまネクストじゃねーよなとか思ったけど
め組とかはネクストだし、夜ダンもメジャーデビュー前だったかしらね。

 

で、今回ですよ。

 

全然ネクストじゃねーーーーー!

いやこれは私の肌感ですから?
世間ではネクストなのかもしれませんけど?

 

なんでWANIMA出てんのよ。
Benthamとかノリにノッてるじゃんよ。
シナリオアートはあまり聴いた事ないけど聞いたことはあるよ。
Mrs.GreenAppleさんとか押しも押されぬじゃん。

 

てかミセスはジャパネクターボでも見たわ。


まあそんな私の中ではかなりの豪華メンツな訳なので
行ってきたわけですね。


▼WANIMA
心なしか関係者席っぽいとこにめっちゃギャル居る。
てかギャルっぽい人多い。そんで「Pizza of Death」って書いたTシャツ着てる人多すぎ。


ロッキンのGRASS STAGEでるやつらだもんな。

 

その見た目からライブは絶対楽しいだろうなと踏んでいたので
予習全くなしで行ったけど、普通に面白かった。

 

一体感がすごいし、オーディエンス参加型ですな。
みんなよく揃ってますわ。MCもおもろいしね。

 

初めて見たのになんだか懐かしく感じました。
あー、きっとゴイステとか、そういう一時代を築いたメロコアバンドはこんな感じだったんじゃないかな。みたいなね。

 

▼Bentham
これ目的で行ってきましたよウヘヘ。
「神奈川県横浜市〜〜〜からきましたベンサムでーす!」
ってお前近いなうちと、だから多摩川のスタジオでやってんのか。

 

ロッキンでもしっかり見てきて、
もちろん予習もバッチコイ。

 

まぁ予習いらんわってくらいの王道セトリでしたかな。

なんだかな〜もったいなかったな。
あの特徴的でクセになる高音ボイスがあんまり響いてなかった。

 

思ったよりベンサム初めての人多くてびっくりだったし、
やっぱ大空の下の野外ライブには負けるな〜と思いつつ、
大好きなベースの辻さんは今日も楽しそうで
すごく素敵な笑顔でベース弾いてて、満足です。

 

やっぱHEY!は盛り上がるしクレイジーガールは可愛いし、

youtu.be


ベンサム好きです。


シナリオアート
とりあえず予習すっか、と借りたCDがめちゃめちゃよくて、
結構どっぷり聴いていきました。タイトルと曲一致しないから
ここで書けないのが辛いんだけど。

 

あんな不思議で綺麗なサウンドで、
しかもツインボーカルなのに3人バンドだった。

 

しかもドラムボーカルかよ女の子!
かっこよすぎやしドラムも良かった・・・。
音も外さへんし、何ならMCもクソうまい。

 

間違いなくシナリオアートの中核は彼女ですね。

 

少ないながらも聴いた中で1番好きだったアオイコドク。
これが本当素敵でした。

youtu.be

まるで水族館の中にいるような、
海中をフヨフヨ流れているような、
そんな気分でした。


▼Mrs.GreenApple
まさかのトリ。
ターボで見た時と全然ちゃうくてびっくりした。

 

あれからどれだけライブをこなしてきたんだろうって思ったし、
彼らには大人がついてるな、と思いました。
大森君絶対自分のルックスが売れることに気付いてるだろ。

 

メンバーが同じように振付まで行かないけどリズム刻んだり、煽ってきたり。
エンターテイメントでしたね。

 

アンゼンパイが聴けたのは収穫。

 

お客さんも普通に歌っとるし、いつの間にこんな出世したんすかね。

BBAにはノリが若すぎましたが、
会場は大盛り上がりでしたよっと。


▼駄文
ライブ開始前に運営のロッキンの人が喋ってたんですけど、
小川さんって人で。


最近は全然ロッキンも読んでないけど、小川さんのコラム「ロック青二才」ってタイトルのセンスが好きで、割と好きなバンドも近いので存在は知ってたんすよ。

 

本人、若い・・・
私と同年代じゃね?
え、それでロッキンの副編?嘘だろ?

 

と、まあ動揺しまくりのスタートでした。

しかも同日発表された次のジャパネクのラインナップ。

 

BlueEncount
my hair is bad
yonige
あとごめん、誰か。

 

いやいや。ブルエンとかもはやクソメジャーやん?
マイヘアとかビバラで揉みくちゃやしクソ人気やぞ?
しかもyonigeもだと?バズリズム出とったやんけ。

 

もう発狂モンでした。絶対行きたいのに日にちは11月5日。
はい、がっつりPELICAN FANCLUBのワンマンでーすwww

 

時間帯的にもハシゴできひん。
くっそーとか思いましたが、まあエンドウアンリ様に呼ばれていると思おう。

 

そんな感じで、全然ネクストじゃなく
今をトキメキすぎてるジャパネクでした。

 

 

独身アラサー女子の夏は「ROCK IN JAPAN FES 2016」に決まってんだろ〜part2〜

1日目の宿は近くの健康センターでした。
早めに行ったので寝床も確保できて、
お風呂は大混雑でしたが安くてよかった。
 
で、まあそんなにグッスリ眠れるはずもなく
朝起きれるのかな〜とか思ってたら
余裕で起きた。くそ早起き。
 
なのでシャトルバスで一足先に会場へ向かうことにした。
グッズ買おうかと思ったけど欲しいの売り切れてたよ・・・
 
1日目はバタバタだったので写真も撮れてなかったんですが、朝で空いてたので散歩しながら写真TIME。
前に並んでいる若い子たちのポーズを参考にするも
出来上がりは悲惨でした。
 
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なんか仲悪そうだよね。
 
やっぱ若いってすげーわ。
 
 
思い思いのステージ近くへ移動し、
昨日クレープしか食べなかったので
ここぞとばかりにフェス飯。
 
肉肉肉。
トマトときゅうりと
肉。
 
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そして珈琲がとても美味しかったです。
今回お酒飲まなかったな。
 
 
朝からエネルギー入れて元気になったアラサー3人できゃりーぱみゅぱみゅへ。
 
ちょっと好きになりました。
いや嫌いとかじゃないんだけど、
プロだなあと思った。
 
ひたすら可愛かったし。
 
で、私の中でかなり楽しみだった岡崎体育に。
 
これがもうクッソ面白くて、
本当ロッキン13・14のMVPでもいいくらいなんだけど
他とベクトルがいろいろ違う・・・。
 
 
そもそもステージつく前からなんか人がすごい。
こんな人気か岡崎体育。
 
登場から笑いが漏れる。ずるくね?
 
岡「ただいまロッキン!」
客「いえ〜い!」
岡「ただいまじゃねーわ初めてだわ!適当なこと言いやがって!」
客「爆笑」
 
岡「明日仕事の人〜?」
客「(ちらほら手があがる)」
岡「ザマァッ!!!!!!」
 
くそ笑うわこんなん。
 
 
で、曲もね、クオリティー高いのよ。
 
曲の解説とかあるあるを歌詞にしてたり、
口パクだったり。
 
口パクのクオリティーがすごすぎる。
エンターテイナーですよ、やばい。
出世作「MUSIC VIDEO」もうまく表現してたし、
ラストの曲なんやねんあれ、初めてあんなヘドバンしたわ。
 
あと絶妙な悪口がうまい。
 
秦基博系統やけどあんな歌うまくない、とか
ROCK IN JAPANちゃうくてTECH IN JAPANやな、とか。他にもいろいろあったけどマジくそ面白いです。
 
 
大満足のあとはBAWDIESをゆるゆる楽しむ。
いやあROY君相変わらず骨太な声だ。
MARCYはやっぱかっこいいし、あとのお二方もビートルズ感ある。
 
 
早めに向かったウイングステージでは岡崎体育の中学の後輩?である
ヤバいTシャツ屋さん!実は1番楽しみにしていました。
 
朝からずっと「しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!」とか「ウェイウェイウェイウェイ」言うてたのは私です。
 
 
前日のBentham並みに人がたくさん。
そして私は若人たちのモッシュに巻き込まれボロ雑巾のようになりました。
いやいいんだよ。楽しかったからね。
 
なんやかんやいいとこ就職しがちな関関同立あたりの学生でしたコンニチハ。
でも勤め先はベンチャー企業だし、制服でユニバも行ったけどね。
軽自動車で5人乗りはしなかったかな。
 
 
その後はパスピエに備えレイクステージで一休み。
androp聴きながら陰で涼むという、なんとも贅沢な時間でした。
そんで実はあんまり聴いた事なかったandropだけど良かった。普通に。
 
 
そしてパスピエ〜!
メトロックから中毒になってます。
 
後ろで聴いてたんだけどついつい前に行ってしまったぜ。
永すぎた春、MATATABI STEP最高かよ。
 
やっぱリズム隊がいいバンドは楽しい。
とても良かったです。
 
 
からの、私はGOOD ON THE REELのため
ねごとからPARK STAGEへ。
ここでもお肉買ってひたすら食べてました。
 
ワンマン2回行って、ジャパネクでも見て、
10月またワンマン行くのに
それでも見たいGOOD ON THE REEL。
 
憑依されたかのように歌う千野さんの
楽しそうな悲しそうな表情が本当たまらなくて。
そしてギターの伊丸岡さんが大好き。
 
GOTRの中でも好きだなと思う曲は
結構伊丸岡さんが作ってるし、
おしゃれ。ヒゲ。ちょっとボサボサ頭。おしゃれ。
かっこいんだよう。
 
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あ、これはGOTRのツイッターかなんかからもらったやつ。ほんとはもっと前にいます。
 
 
結構前の方、3列目くらいか。
だからとてもよく見えました。
 
1曲目から新曲と思わなかった。
「雨天決行」、これかっこいいんだよなぁ。
 
MCからのつなぎが毎回神がかっている「素晴らしき今日の始まり」に
ラストは絶対これやってほしい「ハッピーエンド」(ベース練習中)、
盛り上がる「シャワー」に、もう贅沢な時間でした。
 
 
PARK STAGEのラスト。お疲れさまでした。
 
 
興奮冷めやらぬ中、レイクステージ行ったら退場と入場の規制。
この時間帯、サンボにワンオク、そしてアジカンと米津玄師にバトンタッチだったので
そりゃあすごいわけよ。
 
アジカンも最近の曲はわからないので
米津さんに行きましたが
 
まあアジカン行ってみて良かったなと思ったり。
米津さんは映像ありきだな、あのへんの才能も含めて米津玄師だと思いました。
 
 
2日目はステージ間の移動も少なく、
何よりしっかり食べたので非常に楽しかった!
 
そんな感じで私の夏は終わりました。
翌日ちゃんと会社行ったの結構褒めてほしい。
 
 
さて、今後ちらほらワンマンはあるものの
大規模フェスはこれにて予定終了。
年末のCDJ悩むとこですね、30,31しか行かれへんので
タイムテーブル見ずに買えばいいんだけど。
 
そろそろキュウソとオーラル見たいし
いい加減ユニゾン行きたい。
 
 
今後の予定はジャパネク、GOTR日比谷野音
PlentyワンマンとPELICAN FANCLUBワンマンです。
 
8月中に書けて良かった。
宿題終わってないガキ共、頑張れよ。
 
 
 
 

独身アラサー女子の夏は「ROCK IN JAPAN FES 2016」に決まってんだろ〜part1〜

 

夏終わるじゃん。
てかもう終わりかけてるじゃん。
台風もさ、9月1日とか2日目掛けてきてやれよ。
夏休みの宿題に絶望してるガキ共がいるかもしれないじゃん。
10年前の私はそうだったよ。
 
嘘です15年くらい前です。
 
大人になった私の夏休みは短い。
てか夏休みなかったわ。
 
「ほんだら帰省せんと夏フェスやな」
と、26歳独身の娘を持つ親に孝行の一つもせずに
今年も行ってまいりました、茨城県ひたちなか
 
ROCK IN JAPAN FES 2016
 
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もともとは、やたらと評判が良いので
SWEET LOVE SHOWERに行きたかったんですよ。
でもタイムテーブル見る限り、金・日が良くてさ・・・
 
フェスに行くには金がいるんだ。
その金を稼ぐために働かなきゃいけねーんだ。
ちくしょうめが(;ω;’)
 
ということでいける日程のフェスだったロッキンへ。
6,7に行きたかったのですが諸事情で13,14に。
 
 
サイダーガールに間に合うようにと
5時台に起きたわけですが、
激混みで結局昼から参戦になりました。くっそーう。
BRADIOとクリープも見れないとかなかなか凹む。
 
着いた瞬間PARK STAGEに小走りして
旗揚げ運動から間に合った「ウソツキ」。
 
可愛いわーベースの藤井くんほんと好きなんです。
ベースやりたくて本当に手を出したのは
KEYTALKの首藤くんとウソツキの藤井くんのベースを見たから。
 
なんか無気力っぽい人が
あんなにベンベンリズムをリードするのがほんとかっこよくてね。
ちなみにまだELLEGARDENの「Missing」しか弾けません。
 
 
藤井くんがやってたライトハンド?なんていうんだあの技。
ほんとカッコよくてカッコよくて!
 
 
大満足で私の夏が始まりました。
 
少しグッズを見て、壮大な国営公園を散歩し
バズステージのリズミックトイワールドへ。
WANIMAとかホルモン系統の髪と顔だな。
 
曲はあまり知らないのですが、
盛り上がるしLIVE慣れしてるね奴ら!
 
「ロッキン何回目?え、3回?俺より先輩じゃんダメダメ」
「何回目?・・・あ、そう。ロッキン初めて来たよって人ー!!」
「俺のが先輩だから!なんでも聞いて!」
 
おもろいなこのやり取り。
ファンに愛される良いバンドでした。
 
 
バズステージからほど近いグラスステージへ。
1番大きいステージと1番近いステージがご近所。
夢があるじゃねーか。
 
グラスステージでは浪人生バンド「KANA-BOON」。
いやーもう何回も見てるけど
やっぱ「フルドライブ」とか盛り上がるし楽しいよね。
砂埃やばかったのはこの際水に流してやろう。
 
しかし安定してるわ。ほんと堂々としてる。
地味に飯田が大好きです。
 
かなぶんぶんの後スワンキーダンク行こうかと思ったんだけど
何も食べていなかったことに気づき、食探し。
でもなぜかクレープ食べてた。
 
Benthamは人がたくさん来るだろうと思い、
早めに行動していたつもりがステージまでの距離の目測を誤り
結局ちょっと小走りに。
 
わお!
ウイングステージ溢れとるやないか!
 
Benthamよかったよ〜
個人的に13日の中ではナンバーワン。
ギターもベースもカラフルで可愛いいぃぃ!
圧倒的絶対的爽やか。
 
クレイジーガールでもう会場ドッカンドッカン。
あの高音ライブでも出るねんなーすごし!
HEYも楽しい!予習不足でもすぐ楽しめた。
 
ギターやベースの立ち位置が変わったり、
自らの人気をわかっておるな。やりおる。
大満足でした!ジャパネクがさらに楽しみ。
 
 
若さと爽やかさに癒された後は
また適当にふらふら。レイクステージにテントがあって休めるので
贅沢にもフジファブリックを聴きながら涼むことにした。
 
まあ夜明けのBEATははしゃいだけどね。
あのいい意味で抑揚のない声でBEAT、カッコよ〜。
 
少し陽が傾いてきて、
絶対歌うだろうとは思っていたけど「若者のすべて」。
 
この曲、BankBandのカバーで知ったんですが
本当に素敵な曲で。切なくてね、余白がいい。
最後どうなるかわからない余白。
 
冷静と情熱の間の終わり方みたいな、
ハッピーでもバッドでもない、この先に続く終わり。
 
ちょっと昔の恋を思い出した後は
アレキサンドロス!のつもりが、
グラスステージに行く途中でモールルに捕まってしまった。
 
ステージに向かう途中、なぜかTRFが聴こえる。
素晴らしいな選曲、とか思って興味本位で覗いてみたら
モールルだった。モーモールルギャバン
 
ドラム&ボーカルにキーボードにベース。
変わった編成のバンドですが、その通り変わってます。
 
見ればわかります。J-popテロリストだとよ。
奇抜。おっさんすげー頑張ってる。
大人が頑張ってる姿ってかっこいいんだね。
 
客層も結構大人で、
フェス参加層の中ではBBA部類の私もまあ居心地の良いこと。
 
「アレキサンドロスよりナオト兄さんより俺らを選んでくれてありがとう!」
「どうせこのあとイエモンでしょう?でも俺はまだcinema staffと迷ってるよ!」
 
好感度ぶちあがるわ。シネマスタッフ聴くのかよ。
 
割とガッツリ楽しんで、噂のシネマスタッフに。
このステージすごくいいんだよね〜サウンドフォレスト。
文字通り森の中にあるステージです。夜は照明も良い。
 
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シネマスタッフかっこいいわ〜
とんでもない厨二病やと思ったら、普通に眼の調子悪いだけやった。
ギターの調子が良くなかったらしく、何度も持ち替えていたのだけど。
しっかり聴いて、また何かの折に見たい。
 
 
さてさてそしてKEYTALKです。
イエモン悩んだけど昔の曲しか知らんので
吉井さんのソロのが好きだったりするので
首藤くんに会いたかったので
KEYTALKです。
 
 
いやあ夏だねえ。
MATSURI BAYASHIは踊り子さんたちもたくさん。
さすがに前の方に突っ込む勇気はなく、
後ろの方でヤイヤイ踊ってきました。
 
アンコールがモンスターダンスじゃなくスターリングスターだったのは素敵。
 
 
そんな感じで1日目終了です。
 
宿は健康センターで祝杯。
 
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BOC 2016"BFLY"FINAL日産スタジアム -邦ロックの始まりは彼らと共に-

7月17日の日曜日。
久しぶりの友達に会うのにTシャツに楽なパンツに、
さらにはリュックという出で立ちの私。
 
なぜならこの日は数年ぶりのBUMPライブなのだ。
会場は頑張れば家からチャリで行ける距離の日産スタジアム
なぜか当日まで幕張メッセだと思ってた。
 
当日横浜までの乗り換えの菊名駅ですでにBUMPファンがうじゃうじゃ。
ほぼBUMPのTシャツ着てるし、何ならニコルのぬいぐるみ持ってるやついる。
 
こんなブログをチラチラ書く程度には邦ロック好きな私が
本格的に邦ロックにのめり込んだのがBUMPなわけで
CHICKENの綴りも、夜と騎士の英語の違いも
全部BUMPのおかげで学んだわけですね。
 
その私が断言するが、BUMPファンはメンヘラ率高いだろ。
 
そもそも邦ロックにハマるやつはどこかに欠陥を感じてるはずだ。
その孤独とかモヤモヤとかを埋めてくれるのが邦ロックな訳だ。
 
 
その中でも特に、RADとBUMP好きの闇は深い。
 
さて、自由気ままなライブメンツで日産スタジアム
・・・広っ!広!
 
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神奈川県民なのに
何なら横浜市民なのに
 
初めて来ました。
 
BUMPのライブは実は2回目でして。
1回目は高校時代の、なんか変な友達と一緒に行きました。
 
変っていうけど、別に連絡とったりもしてないけど、
でも高校時代はそいつの存在に救われてたなと思います。
 
まぁそいつと18歳の頃かな、行ったんですわ。
私は兵庫の大学へ行っていて、広島グリーンアリーナに行ったの。
ユグドラシルのツアーだったかな。fire sign歌ってたし。
 
 
その時はMCなんてろくになくて
どんどん歌うからどんどん聴いてくれと言わんばかりに
なんか音鳴らしてないと不安ばかりに
演奏してたイメージだったんですよね。
 
 
それから8年。
(てか8年も経ったのかよ怖い)
 
日産スタジアムは大入り。
 
 
花の名以降あまり聴かなくなって、
RAYを聴いて「やっぱBUMPええなぁ」ってなって
新アルバムはなんか新しくなったなって程度だったので
知らない曲も多かったのですが。
 
クッソMC多い。びびる。
チャマくそ喋る。
 
ステージ移動する時とかまじで嵐かと思った。
お前は松潤か、と思った。
 
ハイタッチしながらルンルンでサブステージに移動するBUMP。
まぁチャマはそういうキャラだよね〜とか思ってたら、
 
お前もか増川。お前もか升。
 
・・・嘘でしょ藤くん!!!
 
藤くん!藤くん!私も触りたい!←
 
 
いやぁほんとアイドルみたいでした。
しかもまさかのダンデライオンやってくれてさ。
 
通常ね、バンドってライブ向きの定番曲ってあるじゃないですか。
でも私は8年前のユグドラシルツアーで
あんまそんなイメージが付いてなかったのよね。
 
レムとか太陽とか、くらい歌が多いアルバムツアーだったっていうのもあるんだけど。
 
 
だから昔の曲を織り交ぜてくれて
あぁ、商業的なバンドになったなって
とても良い意味で思ったんです。
 
 
go my wayでやっていける世界じゃない。
昔みたいに音楽が売れる時代じゃない。
 
何より排他的な雰囲気がなくなったというか。
いや前も排他的ではなかったな。
 
 
なんか怯えてるとか怖がってるとか
そんな風に感じるくらい音楽を鳴らしてたの。
 
音楽にすがってたって言うと近いのかな。
 
それがね、一緒に楽しもうと
この空間を共有しようと
そんな歩み寄りが感じられるステージだったの。
 
暖かかった。
 
RAYも宝石になった日もコロニーも
Kも天体観測もよかったけど、
 
私のこの日の何よりも譲れない1位は
「supernova」を歌ったこと。
 
 
失恋したわけでも、辛いことがあったわけでもなく
ただツーっと涙が流れたの、この曲で、初めて。
 
 
当時高校1年生かな、私。
2年か3年か、もう覚えてもないんだけど
 
今でもやってるラジオ番組「School of Rock」
これが私の青春だったんだよね。
 
 
テレビにあんまり出ないBUMPもよく出たし、
夜更かししてる背徳感と、イヤホンの向こうから聞こえる声が
とてもとてもドキドキするものだった。
 
そういえば私の声フェチはここからかな。
 
 
ラジオの予告で
どこよりも早く、テレビよりもタワレコよりも早く、
初めて新曲「supernova」が聴けると知った私は
 
 
その日1日ラジオのことしか考えていなくて
 
 
supernovaってどんな曲だろうって考えてたの。
超新星ってことはアップテンポかなって思ってたの。
 
ラジオから流れてきたのは
静かな静かな、とても壮大な曲だった。
 
"熱が出たりすると気付くんだ
僕には体があるってこと"
 
そんな当たり前な歌詞。
 
"君の存在だって世界では取るに足らないけど
誰かの世界はそれがあってつくられる"
 
この部分かな〜涙が出たの。
 
BUMPファンのメンヘラ率とか闇の深さとか
この辺に表れると思うんでしょうね。
 
sailling dayなんてそうなんですけど、
存在証明を謡う楽曲が多いんですよね。
 
いやGOOD ON THE REELも歌ってるし
邦ロックでは歌い古されてるかもしれんけど。
 
高校生の私は今より少し繊細で
怖がりで寂しがりでペシミスト
 
世界ではとるに足らないって自覚もしてるから
より一層ここに居ていいんだよと言われた気がして。
 
 
 
 
涙が出たんだよな。
 
 
兄の進学で、二人から一人になった少し広い部屋の
二段ベッドの上で、お年玉で買った音楽コンポから届くラジオで。
 
 
だからね、生歌を10年越しに始めて聴いて
目をつむってね、聴かせてもらってたの。
 
この曲歌ってくれたのが大きすぎて、
あとはアイドルみたいな4人にびっくりしすぎて、
あまり他のこと思い出せません。笑
 
花火見せてくれてありがとう、くらい。
 
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昔の自分と再会した1日でした。
あの頃の私は、しんどかったね。
 
でもありがとう。
おかげで今はいい感じにちゃらんぽらんだよ。