愛と孤独とロックンロール

音楽カルチャーを自分勝手に愛するブログ

国内で1番のおしゃれフェス Greenroom Festivalにソロ参戦してきたよ


横浜赤レンガ倉庫。海とレトロな建物、ちょっと歩けばシティーという最高のロケーションで開催されるGreenroom Festival
去年に引き続き2019年も参戦してきました、今年は初の2DAYS。


なにがどうオシャレなのか、どんなファッションで行けばいいのか、どんなアーティストが出てたのか。
半分以上ソロ参戦してた私が、グリーンルームの楽しみ方を説明していきましょう。


ちなみに1日目は後述してますがTwitterが繋いだ奇跡の美女が同行しまして(半分は1人でステージ間動き回ってた)、2日目は夕方に友人が来るまでソロ参戦してました。全然1人でいけます、そのくらい充実の内容なんです。


サーフカルチャーに注目せよ

そもそも神奈川県ですからね、海沿いですしね、サーフカルチャーにフィーチャーしたイベントなわけですよ。

サーフ系のファッションブランドから
スポサンのteva、ギターのフェンダーなどなど
とにかくファッションやカルチャーの出店が沢山。しかもこの出店エリアはチケットが無くても入れる無料エリアで、なんとここにもステージかあるのです。


ここのステージでは向井太一LUCKY TAPESといったシティーポップ大好き勢にはたまらんラインナップが出演していて、無料ってマジで贅沢すぎる。


正直な話、1万/日くらいのチケット買わんでも楽しめる。音漏れ全然拾える。だからとりあえず1回行ってみてほしい。

Greenroom Festival 2019のアーティストラインナップ

全部載せるのは面倒なので私が 見た/見たかった アーティスト様たちをpickします。感想もちょちょっとつけていくよ!

DAY.1

- king gnu
一発目のアーティストでこんなに集客あるグリーンルームは初めてだ。2018年にバズったgnuの勢いは2019年もまだまだ続くらしい。

ちなみに去年の同じ日はMETROCKの最前列でking gnuを観てたのだけど(もちろんぼっち参戦)、その時たまたま隣に居た女の子と後々Twitterで繋がり、なんと1年ぶりに隣でgnuを見た。なんの奇跡か。チケット余らせてTwitterに書いたらリプくれて、1年ぶりの再会となりました。

音楽ってこういう奇跡生んでくれるよね。最高。

- Yogee New Waves
安定、ほんと安定。5月とはいえコンクリートグリーンルームはとにかく暑い。もはや夏フェス。そんな初夏の気候に、海沿いで聴くYogeeはほんと間違いない。ride on waveだよなほんと。

- 向井太一
Yogeeとタイテがだだ被りしやがって運営にマジ切れした(心の中で)。向井太一はシティーポップなのかな、オシャレなんだけど軽すぎなくて結構ロックな一面もある。実はライブを見たことがなく、念願だったのでヨギーの前にダッシュして見に来た。

そもそも本人がオシャレで、ファッションも人気なのだけど、ファッション好きな人って"見せ方"が上手い人多くて、向井太一も例によってめちゃくちゃステージの演出がうまかった。見せ方をよく知っている。音源と変わらんくらい歌もうまい。

  • YONYON
  • KICK THE CAN KREW

- 中村佳穂
歌うますぎてビックリした、声量すごい。
ほんでバリバリにMC関西弁でおもろい。

  • Nakamura Emi

- Nulbarich
JQさんのファッションほんと真似したくてもできないヒッピー的な可愛さがあるんだけど、グリーンルームフェスを意識してなのか緑のパンツだった。
それがまた似合うしめっちゃオシャレなの。半端ねぇわ。フェスカラー入れてくるとか心配りもできるのかよ最高だな。

とにかくnulbarichのサウンドと声は耳心地が良い。そしてゆるいMCがたまらん。「宴もたけなわソングですが〜」なんてゆるゆる歌っちゃう。

SIRUPとAmPmのタイテが被ってたのも、マジで運営の無能がぁあ!!ってなるんやけど、SIRUP好きな人は絶対AmPmも好きだし、逆も然り。

分散させるには賢いタイテだと思います。


ちらっと書いたのですが、グリーンルームはマジでシャレにならんくらい暑い
ティーだし海はあれど山はないし、建物もレンガである。あっちぃんだ、ほんと。
ビール飲んでも飲んでも汗で出ていくから1回もトイレ行かなかったもんね。


そう、一発目からking gnuではしゃいだので、体力限界に陥りSIRUPもAmPmも諦めて帰りました。
なんてこったパンナコッタ。でも人が溢れてヤバかったらしいので、賢明な判断だったと思いたい、悔しい。

ん?AmPmなんぞやって?アムパムっていうクリエイターだよん。

youtu.be


DAY.2

うまいしライブ面白いんだけど寝坊したわ。

- EGO-WRAPPIN'
生きてる内に生で聴きたいアーティストリストに入っていたエゴラッピン
もうね、大満足。あんな小さくて華奢な身体のどこからあんな声が出るんだ。リズム感の鬼。

- LUCKY TAPES
どうしても見たくてEGO-WRAPPIN'を途中で抜けてステージを移動してLUCKY TAPES。キラキラしてるんだよねLUCKY TAPESのサウンドは…。
高橋さんの綺麗な高い声は本当に耳が幸せになる。

- FIVE NEW OLD
ぶっちゃけベストアクトかもしれない。ずっと知ってたやっと生で見れたのだけど、リハでmaroon5の「sugur」を歌っていて、それでもうオーディエンスが沸いてた。うまいな。ジャンル的にいうと何なんだろうな、オシャレ系ですとりあえず。youtube載せとくわ。

youtu.be

関西のバンドなんだけどさ、MC関西弁なのよ。あざとい。
ボーカルのかわいい顔面で関西弁は関西出身の私が聞いてもあざとい。
ベストアクトだな、と思った理由はですね、ステージ上でとにかく楽しそうに歌うんです。ぼっち参戦してるので、楽しさを分かち合うこともできなければ酒に泥酔することもできない。なんだかんだフェスは1人でも行けるけど誰かと行った方が楽しいのだ、正直。好きに動けるのは楽だけど。そんなぼっちオーディエンスすら「楽しまなきゃ損だ!」と思わんばかりに楽しそうに歌うんですよ。1回生で見てほしい。

- TENDRE
いやぁ最高だったわ。サングラスがmoscotのグリーンのやつだったのもオシャレで最高。
TENDREはハマっ子なので、胸熱な出演だったようです。
コーラスにはtempalayのメンバーでもありソロでも活動しているAAAMYYY様。
いろんなアーティストのコーラスで出てるよ。このステージではAAAMYYYの曲も披露されました。

TENDREの喋り方はとにかく落ち着く低音ボイスの癒しトーン。歌う時もそんな感じで、とにかく心が穏やかになるα波的な音楽。最高。歌詞飛ばして笑って誤魔化してたのも最高。

- ORIGINAL LOVE
接吻を生で聴けたのは人生の宝。
- CHARA
妖精。天使。もうファッションもメイクも全て可愛くて、歌うように喋るんですよ。今も昔と変わらない声量で、あの独特な声で、シャウトもかましながら歌う。本当にパワフル。

ゲストにTENDREも出て、ステージにはTENDREのステージにも居たクラックラックス小西遼さん。サックス奏者🎷なんですけど、小西さん本当すごい。歌えるしアドリブききまくるし、勿論うまい。そして長いキャリアを持つCHARAが、こうやって若いアーティストとコラボする、その柔軟性を心から尊敬する。進化し続けるんだね。

まさかの息子も登場し、大切を築くものを2人でセッション。オーディエンスのあちこちから「エモだな」の感想が。泣くわ。

  • yahyel

体力の限界で見れなかった...悔しいほんと…


オシャレフェスには何を着ていけばいいの?

グリーンルーム国内で1番オシャレなフェスだ、と個人的見解をしてるんですが、行けば分かる。客が全員バチクソにオシャレ


  • 半パンにソックス、スニーカーという難易度高いファッションを着こなすイケメンお兄さん
  • キャミソール着たセクシーな肩出しお姉さん


とにかくお客さんを見てるだけで楽しい。


オシャレだし、あと顔面偏差値も高い
ごめんけどロッキンでもメトロックでもビバラでも見たことないくらい偏差値が高い。笑
バンドT着てるやつなんてほとんど居ない。


で、私はどんなファッションをしていたかというと、日焼けしたくないマンなので長袖シャツ着てました。あと帽子とサングラス。ディッキーズのゆるいパンツに足元はteva。カバンはmont-bellのサコッシュ。現金はジップロックに入れて、日焼け止めとリップと携帯だけ持ち歩いてたよ。



秋口にはローカルグリーンルームが開催

去年からだったかな、このグリーンルームフェスを少しこじんまりした規模のLocal Greenroomが今年も開催されるぽいです。個人的にはこっちの方がオススメ。暑さがだいぶマシ。めっちゃ気持ち良いです。


グリーンルーム気になるな、という方は、ぜひ秋口のローカルグリーンルームから参戦してみてください。チケットも5月のより安め。

グリーンルームの楽しみ方 - 番外編

行ってみたいけど、気になるけど、という方はね、チケット買わずに無料エリアに遊びに行ってみてください。雰囲気が分かるし、ステージも見れる。

赤れんがの中の施設も普通に営業してるので、赤れんがで遊ぶこともできるし、ちょっと歩くとマリンウォークというところに行けます。

アパレル、カフェ、雑貨屋などが入っているマリンウォークは、SNSでよく見る羽の絵が描かれた壁があるところです。

ちょっと疲れたな、次のステージまで時間があるな、ってときは、マリンウォークでの休憩をオススメします。

こんな感じで海を眺めながらぼーっとできます。コーヒー買って音漏れ聴きながらチルできるよ!


フェスが終わったらワールドポーターズで買い物してご飯食べてもよし、野毛でハシゴ酒も良し。オススメは野毛。赤羽とか上野的なところです。


駅から歩ける場所ってのも最高だね。
馬車道駅日本大通り駅から10分ほどです。



そんな感じで2019年のGreenroom Festivalレポでした。マジでオシャレでチルくて、予想外の暑さ以外は最高のフェスです。横浜という土地を満喫したい人にもおススメ。無料エリアだけでも遊びに行ってみてね。

2000年生まれアーティスト Mega Shinnosuke って何者?誕生日は?血液型は?メガシンノスケの解体新書


Mega Shinnosuke(メガ シンノスケ)って知ってる?
2000年生まれの18歳のアーティスト。
1st EP『HONNE』がリリースされたばかり。

なんと現役高校生時分に人気アイドルグループ「私立恵比寿中学」に楽曲提供も行っているのだとか。
どんな音楽エリートだよ、と思って本人のSNSから何から色々ストーキングしてみたら、全然音楽エリートじゃなかった。むしろ遅咲き。 音楽への興味は遅かったくせに、猛スピードでポップシーンの話題に上がってしまったダークホース的なMega Shinnosukeという人を、勝手にリコメンドしていきます。

福岡出身のポップシーン次世代アーティスト

Mega Shinnosukeは福岡出身の18歳。ミレニアム世代。ん?私?私はミレニアル世代。

Fow two.というバンドを組んでいたそうで、その中心人物であったメガシンノスケがMega Shinnosukeへと名義を改め、2018年11月にミニEP『momo』をリリース。なにがすごいって、作詞作曲編曲、ぜんぶセルフプロデュース。


なんか、最近のっていうと言葉が乱暴だけど、最近のアーティストさんって本当にクリエイターと言った方がいい気がしていて。


いい例がKing Gnuの常田さんなんだけど。
作り出す能力がすごい。才能なのか努力なのかセンスなのかは置いといて、ぜんぶセルフでやっちゃうんだ。

mabanuaとかTENDREみたいに、歌も楽器も、なんなら基本の楽器以外の楽器もさわれちゃう、みたいなマルチプレイヤーもいるし。Mega Shinnosukeも多分クリエイターチックなアーティストな気がします。

なにがすごいってさ、音楽始めたの高2のときらしいよ。文化祭でコピバン誘われたのがキッカケらしく、それまで音楽はジャケ写に惹かれてレンタルしたRADWIMPSの『×と○と罪と』で興味持った程度。1年足らずでこの伸び具合。もはや怖いわ。このジャケ写に惹かれるってのも良いね。


music.apple.com



パソコンで音楽編集ソフトを触り始め、オリジナル楽曲を作るようになったのだとか。今って音楽始めるのもハードル低くなってていいよね。ギター買うためにバイトしまくる、とかじゃなくて、デジタルで作業していくっていう。ハードルが低いということはレッドオーシャンでもあるんだけど、Mega Shinnosuke「まだ売れてないからこそ自由」だから、今のうちにいろんなジャンルに挑戦して様々な作風の表現をしたい、とインタビューで語っています。しっかり者かよ。



AAAMYYY参加の楽曲収録、1stEP『HONNE』本日リリース

TENDREをはじめ、たくさんのアーティストのコーラスを担当し、ソロでも活躍しているTempalayのメンバーAAAMYYYがコーラスで参加している「桃源郷とタクシー」も収録された1stEP『HONNE』が、なんと本日リリースです。

各収録曲は本人が解説してくれてます。
解説文普通に面白いから読んで。

やばい頭おかしい名曲、端的にいうとこの3つ。


平成に生まれて令和にEP出すって何事。
てか18年間でそんなこと出来る世の中やばくない?サブスクやSNSって言う手段が増えたからこそってのもあるんでしょう、今の時代のアーティストですよ本当。とにかく初見でもすんなり聴き入ることができるくせに、遊び心というかちょっと癖があるから何度も聴いちゃう。


youtu.be


皮肉っぽいような歌詞もいいけど、このMVめっちゃ良くない?ゲーセンと褪せた色合い。エモだね。ジャケットとかのアートワークもめっちゃいいんだけど、調べたら人気トラックメイカーillmoreとかのアートワークもやってるm2nって人やった。すこ。

桃源郷とタクシー以外の曲もめっちゃいい。


Mega ShinnosukeSNSアカウントは?誕生日は?血液型は?

Mega ShinnosukeSNSアカウントはこちら。
SNSもよく活用してます、さすが18歳。

www.instagram.com

twitter.com

普通にエゴサしてくれてるからTwitterとかイイねくれたりします。


血液型はB型。誕生日は11月20日
もしや蠍座かな?B型で蠍座って頭ヤベー奴多いんだよな。ソースは私。

本日6/5に代官山でライブがあるんですが、なんとすでにソールドアウト。次回は7/2に新宿ロフトでライブがあるらしいです。早めに確保したほうがいい予感。

Mega ShinnosukeはMVの良い

まだそんな楽曲が多いわけではないのですが、Music Videoも結構クセになるので、youtubeに上がってるやつをご紹介します。

youtu.be

これとか概要欄がジワる。まぁとにかく聴いてください。
本格始動はこれからという訳で、知ったかぶれるよ。

Honne - EP

Honne - EP


こんな短期間で話題になっちゃうMega Shinnosuke。本人が語る通り、これからどんな作品をどう表現していくのか、もうめちゃくちゃ楽しみ。令和のアーティストって感じなので、ギリギリ平成生まれのミレニアル世代女子であるワタクシも引き続きネトストしていきたいと思います。

映画『愛がなんだ』は女子の7割経験あるんじゃないか説

岸井ゆきの演じるテルコが、成田凌演じる田中守に都合のいい女扱いされる映画『愛がなんだ』を観劇しました。立ち見続出の人気の秘密をオススメ映画のリコメンドと共に紐解いてみます。原作は角田光代さん。



このブログは音楽ブログなんですが、番外編でたまにこういう記事もぶっ込みます。1人映画も趣味なんです。でもちゃんと音楽のリコメンドがあるから安心して音楽好きも読んでください。

ブラウザ閉じてんじゃねぇぞ、戻れ。


映画『愛がなんだ』、あれ絶対経験ある女子多いだろ。

めっちゃ軽いネタバレあるので、観てから読むか、ネタバレOKな人だけ読んでね。



愛がなんだ、満員御礼状態

基本的に映画は水曜のレディースデーに利用することが多いんですが、当日だとほんとにチケット取れません。取れなくて2週見送りました。


前日にネット予約しろよ、って思われると思いますが、気分屋なので当日の気分や天気を確認しないと動きたくないんですわ。


で、結局昼過ぎに上映回数の多いテアトル新宿に着いたのに、どの時間も立ち見席のチケットしかなかったので、数億年ぶりに立ち見で映画観ました。これはこれでなんかオツ。いや嘘、普通に途中床に座った。


正直なんでこんな人気なのか分からないんですよ。これは観る前も観た後も謎です。

多分だけど

  • クズ男を成田凌が演じるのは神
  • 都合のいい女扱いされた経験者が学びに行く


って理由が多いのでは、と思います。
てか私がそうなんだわ。

クズ男を演じたら神だと思うと俳優は成田凌池松壮亮オダギリジョー。これマジで異論は認めたくない。


ちなみにこの3人に共感する方は
こちらの映画もオススメでござる。


いい感じにクズです、良き。

あとで出てくるので端折ってますが、南瓜とマヨネーズという映画も良いです。


岸井ゆきのの顔面偏差値が超リアル

めっちゃ好きな女優さんなんですけど、岸井ゆきのさん。岸井ゆきの成田凌から都合のいい女扱いされてるって構図がマジでリアルなのよ。


特別めちゃくちゃ綺麗でも、バリキャリでも、モデル体型でもない普通女の子が、イケメンでクリエイティブ職(成田凌演じる田中守はデザイナーでさ)の、優しさ・面倒見の良さと都合の良さが紙一重で勘違いさせちゃう系男子に引っかかる構図。


身に覚えありすぎて笑うー!
ほんと笑うー!


家にいるのに「ちょうど会社出るとこ」って嘘ついたり、ついつい家の片付けしちゃったり、そういうのもリアル。


てか私事すぎるけど、成田凌演じる田中守が世田谷代田に住んでるのが、またすげぇリアル。


岸井ゆきの演じる山田テルコを居酒屋に呼び出し、タクシーで帰るときに先に乗り込み「世田谷代田まで」って言ってテルコを手招きしたの本当リアル。


わたしにも「マジでこの作品デジャヴだわ」っていう過去があるんですけど、その相手がまさに世田谷代田住んでたわけよ。タクシー乗ったことはないけど。はー、怖。なんなの統計取ってんの?


好きな人とどうでもいい人に分かれる

テルコが会社をクビになり、元同僚と公園で話をするシーンでこんなセリフがありました。


「好きとどうでもいいに分かれる」

わかるぅ。

嫌いじゃないんだよ、もっと悪いかもしれないけど、どうでもいい。興味ない。


だからといって実家暮らしでもないと仕事までどうでもよくなるわけにはいかないんですが、好きに依存というか執着しちゃう気持ち分かる。


どうでもいい話を聞いて欲しくなる寂しい夜

テルコの友人の葉子ちゃん、深川麻衣ちゃんが演じてまして、テルコ役の岸井ゆきのちゃんとは朝ドラ「まんぷく」で姉妹役を演じてるのでエモかった。


この葉子ちゃんが女版田中守でして、自分に好意がある男の子、ナカハラを都合のいい男扱いしてるんですね。


なので女子に振り回されたことある男子にも割とおすすめよ。


テルコとナカハラが2人でお酒を飲みながら「寂しい夜に自分のことを思い出して欲しい」「どうでもいい話を聞いて欲しくなるときとかね」なんて会話をするんですが、たしかにそういう夜ってあるよなあ、って。


でも物語の後半

寂しくなるのは僕たちみたいな人なんです。葉子さんは寂しくなることなんてないんです。

って真理に辿り着いちゃうのよ、ナカハラ。


これも分かる、ってなる。


結局誰かにどうでもいい話を聞いて欲しくなる寂しい夜は、聞いて欲しい相手が明確に居る人にしか訪れないのよ。


誰でもいいとか、自分に好意を持ってる雑に扱える相手がいいとか、そういうのもあるけど、それって寂しいというか疲れてたりむしゃくしゃしてるとかだと思うのよね。


今でも好きだと思ってるの?という強がり

田中守に突然「もう会うのやめよう」と言われちゃうテルコ。そのときに「分かった」って言えずに、結局だらだらと会える関係を作っちゃうんですよ。


それくらい会えなくなるのが無理なんだよね。
分かる。分かるけど、それマジで沼だぞ



一緒に居たいがゆえに他の人巻き込んだり、うまく言い訳して口実つくったり。


好きとか愛とか恋とかじゃなくて、
依存、執着みたいになるんですよね。


よく分からない関係
都合のいい関係
セフレ


これって例えると非合法なクスリというか、居心地良かったり楽だったり幸せだったりする分、依存性が高くなっちゃったりもするわけよね。

そして体も心も蝕まれる。

特に、どちらかがあからさまな好意を抱いてしまった場合はつける合法的なクスリがない。


『愛がなんだ』を好きな人にオススメの映画

まあこんな感じで『愛がなんだ』は、多分女子の7割(男子は何割だろう、教えて男子諸君。)が似た経験を持つであろう都合のいい、主観すれば都合の悪い片想いの映画なわけです。

個人的な『愛がなんだ』好きは、多分これも好きよ、っていう映画をご紹介します。

魚喃キリコ原作の少女漫画の実写化です。オダギリジョーがいい感じのクズ男演じてて、これがマジでいい塩梅です。

付き合って長い彼氏とマンネリして、昔好きだった女癖悪いけど色気のある危険なタイプの男と再会して、ついそっちに走っちゃう臼田あさ美がリアル。

これ個人的に大好きな映画で、もう何回も観てます。劇中歌のくるり最高。

ハイウェイ<Alternative>

ハイウェイ

  • くるり
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

『愛がなんだ』にも出てくる江口のりこさんも出てます。江口さんこの作品でも中々するどい立ち位置のキャラ演じてる。


クズというか優しすぎる優柔不断な男を妻夫木聡が演じてて、我が強いくせにどこかで色んなことを諦めている不思議なキャラのヒロインを池脇千鶴が演じてます。マジでハマり役。あとご飯食べたくなる。

  • 夜空はいつでも最高密度の青色だ

クズ男を演じさせたら天下一品の池松壮亮と、これもまたいい感じの顔面偏差値の石橋静河が出てます。


ストーリーは説明しにくいんだけど、都会で毎日を余裕なくただ生きてる2人が、なんとなく惹かれ合って、でもきちんとした関係になることはなくて、ただお互いの存在に何となく支えられてる。そんな感じの作品です。


センター街走り抜けてコンビニ弁当食べだくなる映画。主題歌のThe Mirrazの「new world」が良き。

New World

New World

  • The Mirraz
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes



あとは『愛がなんだ』の監督、今泉力哉さんが似たようなリコメンドしてくれてるからそれ参考にして。ジョゼ被ってるけど、それくらいジョゼはいいぞ。

ちなみにバッファロー66とsomewherdが個人的に好き。

劇場増えるってよ

マジで平日ですらチケット難民になってしまっていたんですが、5/10くらいから劇場増えます!

都内は渋谷、新宿、有楽町、六本木、池袋、吉祥寺などで観れるので、都合のいい恋愛をしてきたりされてきた方々は、自分を投影しに行ってみてください。


余談だけどベッドで勃たないシーンがマジでリアルというか、よくあるよね、って感じでその辺もリアルでした。

映画『チワワちゃん』でも似たシーンあるんだけど、あれ女子は割と何とも思ってないけど男子めっちゃ焦るよね、なんで?

観終わったあとはyonigeがおすすめ

『愛がなんだ』を観終わったあと、言葉にできない感情やモヤモヤがあったらyonigeというバンドの曲を聴いてください。

いい感じに脱力してて、
いい感じに振り回されてて、
いい感じに恋愛に疲れてます。


『愛がなんだ』の後のオススメはこの2曲。

リボルバー

リボルバー

  • yonige
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

どうでもよくなる

どうでもよくなる

  • yonige
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes



では。

平成元年生まれが振り返る、平成J-POPヒストリー2(2005〜2019年あたり)

前回のこちらの記事の続きです!

musiq.hatenadiary.jp

 

この記事では、わたしが自分の意思で音楽を聴くようになった2005年以降くらい、バンド全盛期の紹介をメインに、平成後期の振り返りをしていきます。

 

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平成音楽振り返り

それではレッツラゴー!

 

BUMP、アジカンエルレの3大ロックバンド

BUMP OF CHICKENASIAN KUNG-FU GENERATIONELLEGARDEN。きっとわたしと同じ世代の人はこのバンドにめちゃくちゃ詳しい。そして中には人生を変えられた人もいるだろう。かくいうわたしも音楽沼にどっぷりハマったきっかけがこのバンドたち。

 

よくも悪くもめちゃくちゃ身近なのだ。
真似しやすかった。だからコピーバンドをやってた人や、楽器を始めるキッカケになった人も多いのではないだろうか。

このバンドがバコっと売れた時代のわたしはちょうど中二病

 

BUMPペシミスト感たっぷりの、厭世的な、でも希望は捨てきれないような、自分だけ、自分は特別と思いたい、肯定されたい人に響く歌。

アジカンの身近なルックス(褒め言葉)と等身大で背伸びのないゆるい世界観。でもたまに叫んでリライトしたり、君の街まで行こうとしたり、急に青春感も出てくる音楽。

ELLEのシンプルな英語と日本語、コードで作られた、まっすぐでたまに女々しくて、こんな星の夜に君に会いたくなるようなロマンチックな歌。

 

もう思春期にこんなの聴いたらバンギャ不可避だわ。

 

この時期のわたしのロキノン課金は半端ない。

3万文字インタビューとかめっちゃ読んでた。

 

ちょっと巻き戻ってハイスタとゴイステとブルーハーツ

時系列おかしいんだけど、BUMPとか好きになって音楽雑誌を読むと、いろんなバンドマン達が好きって言ってたバンドもちらほら聴くようになっていた。BUMP、アジカン、ELLEは女子ファンも多いが、ハイスタ、ゴイステ、ブルーハーツは男臭いよなぁ。でも伝説的なバンドだよね。

 

RADWIMPSKREVAに支えられた恋愛

中学3年と高校1年はめっちゃこの2つを聴いていた。RADの3rdアルバムを友達に借り、MDに4倍速で録音して毎日聴いていた。ウォークマンを持っていなくて、移動中は携帯の着うたにめっちゃ課金して音楽を聴いてた。

 

RADの最大公約数でメンヘラ爆発し、セプテンバーさんは毎年9月になると聴いている。夏の終わりにフジファブリックの「若者のすべて」を聴いて、秋の始まりに「セプテンバーさん」を聴くのが毎年恒例となっている。

 

KREVAの「音色」を完璧に歌える男子はモテた。そんな奴居なかったが、居たら確実に好きになっていた。後述するが男子は湘南乃風とかET-KINGばっか歌ってて、KREVAを歌うクレバーな奴が周りにいなかったのだ。「イッサイガッサイ」と「スタート」は、恋愛をしている自分、彼氏が居る自分を好きなだけだったわたしにも失恋の切なさを教えてくれた。青春の曲だ。

 

オレンジレンジがマジで快晴じゃん

"いーね快晴じゃん"というゆるい歌い出しで始まる「上海ハニー」がバカ売れし、「ロコローション」とか「イケナイ太陽」とか、とにかくわたしの世代の夏はサザンでもTUBEでもなくオレンジレンジである。偉いのは「」や「ミチシルベ」、「ラブパレード」など、いろんな表情を見せていたこと。CM、映画、ドラマの主題歌など、とにかくオレンジレンジを聴かない日はなかったのではないだろうか・・・。

 

沖縄強くね?HYとモンパチ

オレンジレンジのついでに言及するとモンゴル800は小学生時分だったかもしれないが、とにかくHYブームがすごかった。女子でカラオケに行くと必ず「NAO」と「Song for」は争奪戦になっていた。この頃はまだ「366日」は発売されていない。

高校生にもなると、特にわたしはそんな頭の良くない高校に通ってたので、大体の奴の頭の中は「恋愛」で大半が占められていた。そんなんだからとにかく恋愛ソングをめちゃくちゃ聴いていて歌っていた。

 

湘南乃風とET-KING

美味しいパスタを大親友の彼氏のツレに振る舞えば一目惚れされるんですかね、とりあえず美味しいパスタ作ればいいの?

え、なに?いつももらってばか悪いから渡したいもんがある?One loveもろたもんは特別?当たり前だろ。

 

リップスライムケツメイシ、ついでにファンモン

リップスライムの「楽園ベイベー」ケツメイシの「夏の思い出」オレンジレンジと戦える夏ソングだ。m-froより優しく歌いやすいラップはとにかく流行った。ケツメイシの「さくら」は鈴木えみを我々のミューズに押し上げた。

ファンモンの「lovin' life」や「告白」は女子も歌えるいいテンポのラップで、しかも普通に歌詞も良くPVもエモかった。まぁ勝負パンツの歌とかもあったけど。

ちなみにエイジアエンジニアの「orion」とかMCUの「いいわけ」とか好きでした。

 

このへんで流行った一発屋を思い出してみる

Aqua Timez「等身大のラブソング」

アンダーグラフ「ツバサ」

キンモクセイ「2人のアカボシ」

HOME MADE 家族「サンキュー!」

SOUL'd OUT 「ウェカピポ」

nobodyknows「ココロオドル

とか、そんな感じだろうか。多分サスケの青いベンチもこの辺。

ジャニーズはKAT-TUNとNEWSが時代作ってた。

赤西仁亀梨和也山下智久。この辺3強だったなマジで。
野ブタをプロデュース」がめっちゃ流行って「修二と彰」はみんな歌ってるし踊ってた。わたしは国分太一堂本剛の「ファンタスティポ」のほうが好きだったが。トラジ・ハイジだったかね。

 

GReeeeNYUIの青春ソング

相変わらずGReeeeNのeが何個あるかわからない。「キセキ」が着うたDLでめちゃくちゃな数値を記録をし、今でもカラオケで「GReeeeNのキセキのPVでおじいちゃんが出てきたらアウト」という良くわからんルールで親しまれている。

そしてこの時代の歌姫はYUI
ギターを持った黒髪ロングのシンガーソングライターの元祖だと思っている。

「Goodbye days」「summer song」「cherry」とにかく名曲だらけだ。あの儚い凛とした折れそうな細い線のような歌姫は、今では母になっている。

 

清水翔太加藤ミリヤ

個人的なもう1人の歌姫は加藤ミリヤである。

「卒業」「このままずっと朝まで」「ロンリーガール」なんてもうエモエモのエモ。清水翔太の「HOME」は、大学進学で家を出て、初めて一人暮らしをした時にめちゃくちゃ聴いていた曲である。そういえばSEAMOってどこいったん?

 

ベボベ、ニコタッチ、アンディモリ、etc,etc..

高校後半から大学は遊ぶばかりで音楽から少し離れていた。なのでBaseBallBearNICO Touches the Wallsなんかをあまり聴いていなかった。多分わたしが大学くらいの時だと思うのだけど(2008年以降)。

音楽を必用としていない時はある意味精神が健康な気がする。孤独を感じるとか、そこに逃げ込むとか、誰かの言葉に支えられなくても立っていられる状態だったんだろう。

Andymoriとか聴かなかったことを結構後悔している。

大学時代のカラオケは専ら懐メロと加藤ミリヤ、大人数の時はマキシマムザホルモンとかヒルクライムも流行っていた。

 

AKB全盛期と坂道グループ

2010年あたりからはAKB全盛期なのだけど、語ることないからいいや。
結構好きで5期生くらいまでは結構名前言えたし、サークルの企画で「ポニーテールとシュシュ」を踊った。

乃木坂は多分アイドル史上もっとも顔面偏差値の高い集団。

 

中田ヤスタカという天才

Perfumeという、今では世界的アーティストも、最初はあの独特のサウンドとあからさまな口パクが受け入れられていなかった。でもいつの間にかPerfumeというジャンルを確立していたのだから、ヤスタカの才能とメンバーの努力とブランディングがすごい。

音楽が商業的になってきた時代でもある。

iPodiPhoneyoutubeももうあったのかな、とにかく音楽はポケットに入れて持ち歩けるし、映像だって簡単に見られるようになった。

きゃりーぱみゅぱみゅも色物扱いされていたが、今は日本の「可愛いアイコン」。個性が売り物になる、その時代の幕開けでもある。

 

それらを作り上げたのがプロデューサー、中田ヤスタカ

 

サカナクションという音楽史に載るアーティスト

時期はうろ覚えだがサカナクションには衝撃だった。「ネイティブダンサー」をいう曲がサカナクションを知った曲なのだけど、今まで聴いたことのない音だった。

「セントレイ」や「アイデンティティー」「バッハの旋律〜」などでバズりはじめ、今はもう王者の貫禄である。

サカナクショんが出たことで、今の邦楽ロックの音楽性はかなり変わったと思う。四つ打ちやEDM、サンプリング。いろんな技法がで始めた。

 

邦ロックバンドのキラキラネームとハイトーンボイス時代

SEKAI NO OWARI

ゲスの極み乙女

KANA-BOON

キュウソネコカミ

ヤバイTシャツ屋さん

などなど、2012年以降の邦ロック勢なのだが、バンド名キラキラネームかよってくらい癖が強いし、流行りのバンドのボーカルまじ声高い

アレキサンドロス(変換めんどい、ごめん)、クリープハイプ、04limited sazabys、ユニゾンスクエアガーデン、高い高い高い高い!!!

 

四つ打ち、キーボードやシンセ有のバンドが流行りだった。

 

オルタナティブロックとシティーポップ、チル。

King Gnu、Tempalay、SIRUP、nulbarich、サチモス

2017年くらいからわたしの音楽の好みはこの辺になっている。ミクスチャーロック、R&Bやブラックミュージック、シティーポップなどジャンルを越えた自由な音楽。

ジャンルがどんどんハッキリと分かれながら、でもいろんなものがミックスされる。音楽はノーボーダーとはまさにこのことだ。

いろんな音楽の良いところ取りをしている音楽が最近の音楽。
なんて贅沢なことだろうか。

 

米津玄師とあいみょんの2強

とはいえTVでもよく取り上げられるのはこの2人だろう。
オルタナとかチルはハマる人にしかハマらないが、米津さんもあいみょんも、うまいこと時代に合っている。あいみょんYUIが元祖であろう黒髪ロングのギター女子。その懐かしいサウンドの中で聞こえる強く優しい言葉が、現在(いま)っぽい。

米津さんはもともとボカロPだったし、音楽の始め方が最近だ。

 

レジェンド:サザン、ミスチルスピッツB’zポルノグラフィティ

目立った長い活動休止もなく、昔からずっと大御所バンドで居続けているレジェンドはやっぱミスチルとかサザンだと思う。

今もコンスタントに曲を出し、ライブをする。

続けていくことが1番難しいであろう世界で、きちんと結果も出し続けているバケモノだ。aikoやドリカムもそうだね。

正直この域までいくバンドやアーティストは思い浮かばない。その答え合わせは令和でできることだろう。

 

まとめ

時間と手の疲れとわたしの記憶の欠陥、そして独断と偏見で振り返った平成ポップヒストリー。取り上げてないアーティストももちろんいっぱい居る。
でも大まかに振り返った時に、流行り・好き嫌い含めてよく耳元にあった音楽たちだ。

 

平成はアナログからデジタル社会になった、大きな変化のあった時代だ。
たった30年で紙は減り、頭上にはいつも電波が飛んでいる。

 

そんな時代、今は探してもらうではなく、自ら発信し見つけてもらう時代。技術云々はもちろんだけど、売り方が上手ければ一時的には"バズ"を起こすことも可能だろう。

 

でも、その"バズ"はきっと続かない。
それがちょっと不安。

良いものはずっと残る。
どれだけの音楽が新時代の海を渡っていけるだろうか。


このブログに書いた、または書かなかったけど色んな人の心に残っている音楽が、これから始まる令和という時代にどれだけ生まれるだろうか。

 

まぁ平成は「泳げ!たいやきくん」とか「踊るポンポコリン」とか「団子三兄弟」がミリオンという時代ですから、平和だったよね。

 

令和で出会う音楽、令和に歌い継がれる音楽。
これからもわたしの人生はきっと音楽まみれだ。


平成最後の日のBGMはHave a nice day!の「僕らの時代」

 

youtu.be

 

 

平成元年生まれが振り返る、平成J-POPヒストリー1(1989〜2000年あたり)

2019年4月30日。今日で平成が終わります。
1989年生まれのわたしは、いわゆる「平成元年生まれ」。
なんの因果か音楽好きとして30年生きてまいりました。

 

平成元年。美空ひばりの「川の流れるように」が発売され
THE YELLOW MONKEYがデビューした年です。

 

というわけでね。振り返ろうかなと。
時系列はバラバラになると思いますが、私が共に生きた平成の音楽を振り返ろうと思います。

 

 

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平成ポップヒストリー

 

物心ついたあたりに小室哲哉(TK)無双時代

小学校時代は小室哲哉無双モード。TM NETWORKの「Get Wild」はテレビやラジオからバンバン流れ、プロデューサー作品が世の中の音を占めまくってましたね。

安室奈美恵TRF華原朋美、多くの歌姫たちを作り上げた王子でした。まだCDが8cmの大きさの、あの縦長のやつですよ。

「愛しさと切なさと心強さと」もTK作ですね。小室ファミリーという言葉が闊歩してましたよ。MAXもTKだったのかな、トラトラトラとか踊ってた記憶があります。

 

アニメ主題歌が激アツすぎた。アニソン最高

小学校時分は娯楽が少ない田舎にいたので、エンタメってTVが主だったんですよ。そんんでアニメばっかり観てました。TVのチャンネル主導権は兄が持っていましたが。
思い出深いものを挙げていきます!あと多分カラオケで歌えます。

るろうに剣心

・そばかす(JUDY AND MARY

1/3の純情な感情SIAM SHADE

・1/2(川村真琴)

 

名探偵コナン

・謎(小松未歩

・氷の上に立つように(小松未歩

・運命のルーレット回して(小松未歩

・夏の幻(ガーネットクロウ

・今夜付きの見える丘に(B’z

・君がいない夏(DEEN

 

スラムダンク

・世界が終わるまでは・・・(WANDS

・君が好きだと叫びたい(BAAB)

 

学校の怪談

・グロウアップ(Hysteric Blue

 

カードキャプターさくら

・プラチナ(坂本真綾

・Catch You Catch Me (グミ)※作詞作曲は広瀬香美

 

鋼の錬金術師

・メリッサ(ポルノグラフティー

・消せない罪(北出菜奈

 

犬夜叉

・CHANGE THE WORLD(V6)

・Grip!(Every Little Thing

・深い森(Do As Infinity

 

だめだ書いてたら文字数えげつなくなる。本当に名曲ばかり。
悔しいけど一旦ここで止めます・・・。
あと普通にデジモンとかワンピースでした。あとおジャ魔女ドレミ

名曲の多さでいうとガンダムSEEDとかアツい。玉置成実覚えてる?

 

WANDSDEEN、Classの爽やか音楽と1発屋たち

今でもカラオケで30代以上はバカみたいに歌っているであろう、このアーティストたち。爽やかでちょっと女々しい曲が売れましたね。今でいうバックナンバー的立ち位置よ。ただ有名曲は1,2曲って感じ。同じように1,2曲がバカ売れした1発屋が多かった時代でもありました。

 

LRの「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」とか、SURFACE の「さぁ」。後者は「護って守護月天」というアニメの主題歌ですね。たまとかも居たなぁ。

 

1発屋で名前を挙げるのは失礼なんですけど、もう少し時代を進めると「青いベンチ」のサスケとか、曲名すら忘れてしまったんだけど平川地一丁目とか居ました。

 

他にロードオブメジャーの「大切なもの」とか、時給800円の「死ぬほどあなたが好きだから」ですね。ジャンル違うけとトンガリキッズのBDASHとかありました。あれまじで歌詞が笑けるから今でもたまに聴く。

 

モーニング娘。つんくの全盛期

平成で忘れちゃいけないのがモー娘。この全盛期はすごかった。もうね、運動会で踊ってたし、ミニモニ入りたかったし(身長的にもう無理だった)、神だった。

後藤真希が入った頃からドッカンしたわけですが、わたし的に衝撃だったのは辻ちゃん加護ちゃんの加入。年齢近いんですよ。1,2歳しか違わなくて、最近までランドセル背負ってた子がTV出てる!嘘やん!ってなってました。

派生グループも売れたしね、プッチモニやらたんぽぽやら。

 

そしてもう1人、松浦亜弥

今はソロのアイドルなんて戦えない感じですけど、当時のあややは最強すぎました。歌うまい、ダンスうまい、可愛い。平成最強のアイドルだったんじゃないかと個人的には思ってます。

 

ジャニーズはV6がすごかった

今も昔もジャニーズに疎いのですが、V6はよく知ってます。
伝説の番組「学校へ行こう」のおかげです。毎週火曜日が楽しみで楽しみで、未成年の主張で告白されることにちょっとした憧れを抱いてたりもしてました。

個人的に「B-RAPハイスクール」というコーナーがめっちゃ好きで、いろんな音ネタが楽しめました。チゲ&カルビと尾崎豆とか最高だったんだよ。

 

平成の歌姫たち

平成、特に90年代、2000年代半ばくらいまでの女性アーティストやバンドはとにかく売れた。浜崎あゆみ宇多田ヒカルの歌姫対決となったアルバム発売日被りはニュースになってたなぁ。わたしは宇多田ヒカルを買ってました。

そして倖田來未YUI、前述してるけど安室奈美恵中島美嘉椎名林檎の「本能」のPVはお茶の間で見て家族がざわついていた。aiko大塚愛はカラオケの定番だったのに、今はあんな高い声出ません。

竹内まりやとかLe Coupleといった癒し系もいれば、
UA小柳ゆき、MISHIAといった力強くて唯一無二すぎる歌手も。

島谷ひとみBoA、Hitomi、矢井田瞳、たくさん女性アーティストが輝いていてました。多分平成の真ん中くらいまではエイベックスがクソほど儲けてる

 

夏うたといえばZONEとセンチメンタル・バスWhiteBerry

懐かしの平成の夏歌(懐メロなのか夏メロなのか、日本語は難しい)といえば、サザンとかオレンジレンジ(次の記事で出てくるよ)とか色々あるんだけど、女子だとこれ。

ZONE「secret base」

センチメンタル・バスsunny day sunday

WhiteBerry「夏祭り」

まぁどれもいこの曲の印象が強すぎて一発屋感も否めないのだが、ZONEの「secret base」に関しては、10年後の8月に「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」、通称「あの花」という神アニメで奇跡的な復活劇を見せる。
I WISH「明日への扉」なんかもめっちゃ売れたなぁ関係ないけど。 

 

バンドの歌姫たち

バンドでいうとやはりJUDY AND MARYヒスブルことHysteric Blueははずせないでしょう。3ピースバンドでボーカルが女の子。しかもちょっと奇抜な感じの派手な衣装やへアスタイル。かっこいい女の子の象徴的な姿だったなぁ。ちなみにThe Grilliant Green、通称ブリグリも流行ってたので、ジュディマリヒスブルブリグリはよくごっちゃになってました。

ZARDDo As InfinityシャカラビッツGO!GO!7188、Evert Little Thingにチャットモンチー、あぁ、今はELTしか残ってないしELTは曲を出さない。3人だった時代覚えてる?ちなみにポルノも3人組だったんだよ。

 

HipHop渋谷系。新時代を感じさせる音楽

小学校高学年くらいで三木道三の「Lifetime Respect」がバッコン売れました。PVが当時のわたしには大人なテイストで、ちょっとビクビクしながら音楽番組のランキングを楽しみにしてた。当時は「うたばん」とか「歌の大辞典」とか最高な番組があったのです。

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歌の大辞典

Dragon Ashの伝説が始まったのもこの辺だった気がします。中学生にはなっていたと思うけど、まだガラケーで普及し始めたばかりの携帯電話のCMだった「Life gose on」や、これより前に歌われて、今もいろんな場面で使われる"悪そうな奴はだいたい友達」"の「Grateful Days」。そしてサッカーW杯の「FANTASISTA」。

 

KICK THE CANCREWバチバチだった。カラオケで誰かが歌うと皆なんとなく知ってる。マルシェや地球ブルース、クリスマスイブラップ。聞き取りやすいラップの登場のおかげで、こういう音楽が市民権を得たと思う。

 

時系列がバラバラで申し訳ないが「だよね」がめっちゃ流行った。あれは渋谷系というんですかね。あと「今夜はブキーバック」。これは平成に音楽史にだいぶ大きな影響を与えてると思う。

 

それからm-floも無双してたな。
こちらも携帯のCMソング(もはや二つ折りでもないJ-PHONEとかの時代)「come again」が爆発的に売れた。

ACODragon Ashのコラボ「Grateful Days」は今聴いても古くない。エモい。

 

グレイとラルクの2強時代。

男が化粧するなんて今では珍しくもなんともなく、美容男子もたくさん居ます。でも昔はそんなの無くて、ビジュアル系とはまたちょっと違うんだけど、綺麗な男の人っていうのがあまり身近ではなかったんですね。

そんな時ブラウン管に現れたのがGLAYL'Arc〜en〜Ciel。わたし的にはここにイエモンTHE YELLOW MONKEY)も入る。

とにかくめちゃくちゃにかっこよくて、ジャニーズにハマらずバンドマンに走った奴らは大体どっちかをビビるくらいに聴いてる。ちなわたしはラルク贔屓。

NANAとか読んでた奴もどっちか聴いてただろ。

男の人がちょっとセクシーな色っぽい歌を、ちょっとセクシーな色っぽい衣装と見た目で歌う。思春期や色気の目覚めのトリガーになったといっても過言ではないと思うんですよね。当時まだピチレモンとか読んでた可愛い時分ですけど。

 

わたしの中で平成初期に分類される音楽はこんな感じ。
洋楽だとBackstreetboysとか流行ってました。

 

自分の意思で音楽を聴いていたというよりは、TVやラジオ、有線でバンバン音楽が耳に入ってきてた時代です。脳が柔らかいから覚えてるんだよね。

 

次回、わたしが自分の意思で音楽を聴くようになった2005年以降くらい、中学の頃わたしを音楽沼へと導いたバンド全盛期の紹介をメインに、平成後期の振り返りをしていきます。

 

パート2はこちらから↓

平成元年生まれが振り返る、平成J-POPヒストリー2(2005〜2019年あたり) - 愛と孤独とロックンロール